MENU | MENU | MENU | MENU | MENU | MENU |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
実際に見たのは第4シリーズ(と、SPの『新・15歳の母』)だけなのですが、
なぜか第2シリーズの加藤の連行シーンと中島みゆきの歌だけは知っているという。
第5、6、7シリーズも新聞であらすじだけは読んでいて、最初から観ておけばよかったなあと思いました。
でも、初回放送時には、どうしても抵抗感があったのです。
第4シリーズを観ていた当時、15歳を少し超えていましたが、15の頃の感覚というのはまだ強く残っていて。
「金八先生みたいな教師はテレビの中にしかいない」と思っていて。
「先生の言葉に説得されるほど子どもは素直ではない」とも思っていて。
だから、どうしてもドラマの展開に違和感を持たざるをえませんでした。
第5シリーズ以降を観る気がしなかったのもそのせいです。
生徒に真剣に語り向かい合う教師もいなければ、まして卒業式に泣くなんて考えられなかったもんな。
金八先生より尾崎豊や高村光太郎の言葉のほうがよほど胸に響きました。
「腐ったミカンの方程式」というのがありますが、箱の中には腐ってはいないけれど、きれいではないものもきっとある。
割ってみたらカスカスで種ばっかり、みたいな。
まあ、たぶん私はそういうミカンだったのでしょう。
10代の頃には反感を抱いていた金八先生ですが、なぜか今観たら泣いてしまう。
私も大人になって、少し実が詰まってきたのでしょうか。
しかし、加藤の変貌ぶりにも驚きましたが、ひかる一平・・・。『必殺仕事人』くらいしか知らないけれど、面影ないジャン・・・。
第4シリーズの扱いの低さにも泣けました。視聴率の割にストーリーのインパクトがなかったせいでしょうか。これといったジャニーズも出ていませんでしたし。でも、学級委員長や美香や伸也は懐かしかったです。
『美しい隣人』
サスペンスはラストの落とし所を間違えるとアレとかソレとかのように結局駄作となってしまうものですが、
コレはなかなか秀逸だったと思います。
仲間由紀恵は、最後まで怪演。貼りついたような笑顔がかえって不気味でした。
檀れいのだんだんおかしくなっていくところもリアリティがありました。
善と悪はうつし鏡。沙希と絵里子もうつし鏡。同じような人生をたどりながら、ある一点を境に背中あわせ。ひっくり返せばまた悪も善。
しかし、男性はどいつもこいつもヒドイですね。不倫した慎二はもちろん、雅彦も被害者ぶってるけれどやってきたことは鬼畜だし、駿も子どもだからってそこまで残酷なんかいって感じだし、理生に至ってはおいおい恋愛感情で犯罪を正当化すんなよって。
秀逸といっても、「秀逸な逃げ方」ですが。沙希の台詞を消すところなど、ちょっとズルイかなという気もなきにしもあらず。
しかし私は誤解していました。最後に絵里子が言った「沙希はアノヨから・・・」を、「あの夜から」と思いこんでいました。で、シチュエイションがつながらなくて、アレ? とモヤモヤしていたのですが、
「あの世から」だったのですね・・・。く~。
『外交官 黒田康作』
視聴率の低さが話題になっていました。薬害問題はよくあるテーマだし、謎解きものではないとはいえ真犯人の予測もついていたし、香川照之はお腹いっぱいだし、ちょっと目新しさがなかったかなあと。斬新だったのは織田裕二の「ちくわぶ」くらいですかね。
織田裕二も歳をとったとはいえ司馬先生並みにカッコよかったし、柴咲コウもかわいくて、他のキャストもハマっていました。我が母が愛してやまないビョン様ですが、堪能な英語とあの唇の端をつりあげてニヤッと笑うところには、ハートを矢で射抜かれそうになりました。放送前に「ビョン様が出るよ」と母に教えてあげたけれど、たぶん忘れていただろうな・・・。
次の映画でラストのようですね。ドラマがコケたせいで、続編を作れなくなったのでしょうか・・・。
骨っぽいドラマを観ました。
吉村昭の原作も実際にあった事件のことも知りませんでしたが、ご一新を経て時代の変遷に取り残された士族の苦悩が丁寧に描かれていました。
藤原竜也も小澤征悦も、さすが大河ドラマ経験者だけあって、殺陣がしっかりしていて見ごたえがありました。北大路欣也は言わずもがなの威圧感。やはり、時代劇は殺陣に迫力がないとトーンダウンしてしまいますね。
狂言回しの吉岡秀隆演じる中江は、郷士出身で武士の精神の理解に乏しく、貧しい身から判事まで出生し、いちはやく近代化の波に乗ることができた人間。仇討ちを「殺人」としか見られなかった彼が、関係者にあたるうち六郎の固い意志に触れ、今なお強く残る武士の誇りを理解していく過程も自然でした。恩赦により出所した六郎が人生の指針を失い呆然とする場面も胸を打ちました。出演者のクオリティの高い熱演は、この時期に放送するのがもったいないくらいです。年末やお正月にしてほしかった。
それだけに主要な女優陣が、松下奈緒にしろ芦名星にしろ、現代的な長身痩躯で着物が映えておらず少し残念でした。
赤穂浪士は昔ほどではないにしろ、今なお根強い人気を誇ります。仇討ちは美徳という精神は、21世紀の今日も日本人のDNAに刻み込まれているのでしょう。しかし仇討ちを讃えるのはそれが刀を持つ時代のことだったからであり、現代でそれを行えば間違いなく「殺人」として断罪されてしまうでしょう。今朝もある国で1歳の息子を殺された父親が、間もなく出所する犯人に対し「復讐する」とインタビューで明言し賛否両論を巻き起こしているというニュースが流れていました。東野圭吾『さまよう刃』を読んだ時にもずいぶん考えさせられたものです。現代人には赤穂浪士の時代には存在しなかった法規的現代的倫理観が備わっている。たとえどんな事情があろうとも、故意の殺人を赦してしまえば社会を制御する法律は無用の長物になってしまうでしょう。ただ六郎の場合、情状酌量や裁判員裁判関係なしに死刑には相当しないケースでしょうね。殺人という認識のなかった士族が多数存在していた中で、現代よりも重い「一人でも殺せば死罪」という規範がなぜ成立したのか、興味深いです。天誅と革命の反動でしょうか。
吉村昭作品はあまり読んだことはありませんが、硬質な筆致で淡々と歴史の事象を追っていく流れが印象的でした。その日の天気まで綿密に史料を調査するほどの徹底主義だったようです。その妻である津村節子の本はよく読んでいました。自伝的小説に描かれていた吉村昭はなかなか破天荒で妻泣かせの夫ですが、その死まで豪傑な選択だったとは驚きです。
『美しい隣人』
いや~仲間由紀恵が本当に美しくて怖いですね~。
昔、中森明菜と永作博美の『冷たい月』というドラマがありましたが、あれよりぞっとする感じです。仲間由紀恵の柔らかい表情に悪女の雰囲気がないせいでしょうか。中森明菜はもともと悩める女性のイメージだからな・・・。
檀れいは金麦風で、わざとイライラさせる感じですね。あんな家でもキレイにしているお母さんいないだろ、とツッコミたくなりますが。渡部篤郎はひさしぶりにドラマで観ましたが、あいかわらずヒトクセある役柄・・・。確かにこんな夫婦だったら、どんな理由があるにせよ仲間由紀恵の復讐を見守りたくなるような(?)。
鈴木砂羽もすぐに退場してしまいましたが、きっと後々絡んでくるのでしょうね。いろいろ謎をはらんだ人たちが多くて、見過ごせない展開になりそうです。
『外交官 黒田康作』
『県庁の星』と同じくクールガイな織田裕二に較べて、つっけんどんだった柴咲コウがフニャフニャしているのは意外でした。同じ女優には見えなくて、案外ハマっています。
キャストは大河ドラマばりに超豪華。登場人物が多くて、いろいろ複雑に絡んでいそうで、本当にワンクールで終わるのでしょうか。映画に続く、という噂も耳にしたのですが・・・。
どうでもいいですが、紺野まひるってすでに死んでいて写真で登場する役がやたら多いような気がするのですが・・・。
『江 ~姫たちの戦国~』
大河ドラマでは何度も扱われている戦国時代。
信長を演じる役者さんは大変だろうなと思います。やっていることはかなり悪どいのにヒーローなのでイメージがいまいちつかめないし、過去に演じた誰かと較べられたりするし。
今回は、江のあこがれの人とあって紳士的でダンディな信長のようですね。トヨエツはなかなか男前で素敵な信長です。市との兄妹シーンは目の保養。
江はまだまだ童女(の設定)なので、オープニングのような凛とした女性像はこれからなのかな。今はのだめっぽいけど、時折見せるきりっとした口調が主流になっていく先が楽しみです。
ちょうど今、司馬遼太郎『城塞』を読んでいるのですが、宮沢りえ演じる茶々が作品中の淀殿とどうもイメージがかぶらなくて困ります。これから先の茶々の変貌? も気になるところです。
ちょっと視点が極端に現代的(BGMもかなり先鋭的)なのが気になりますが、『篤姫』も当初は脱落しかけたので、今後に期待です。
それにしても、鈴木保奈美はキレーだなあ・・・。
『さくら心中』
ひさしぶりに昼ドラを観ているのですが・・・。
何度ご飯を噴き出したかわかりません。スタッフはいったいどんな顔で制作にあたっているのでしょうか。神妙に演じている俳優さんはスゴイなと思います。
幼女を見初める変態おっさんとか、他の誰かとデートすることをわざわざ好きな男に伝えるドS女とか、貧弱すぎてお姫様だっこできなかったのか女を肩に担ぎ上げて寝所に運ぶ男とか、写真食べる兄ちゃんとか、赤カブかじって泣く兄ちゃんとか、半裸で「ヤらせろー!」と迫る兄ちゃんとか・・・。
「こ、これは・・・笑っていいんだよな・・・?」と表情をゆがめながら鑑賞しています。
うーむ・・・いったいこの先どうなることやら・・・。
『てっぱん』(続き)
エピソードの使い捨てが多いのは気になるところですが、なかなかおもしろいです。キャラクターが皆個性的で、飽きません。
あかりと駅伝くん(もうマラソンくんなのか?)との恋が進展しそうな雰囲気ですが、絶対かなうことはないであろう社長さんを応援したくなります。路頭に迷うあかりを雇ってあげたしおのみっちゃんの売上にも貢献しているのに、報われないとは哀れなり・・・。
初音さんのプチ料理ネタも楽しみです。毎日の献立、レシピ公開してくれないかな~。
ちなみに我が家のダシも母譲りのいりこです(香川)。だしじゃこはダシを取った後も炒め煮にすれば立派なおかずになるので、無駄がなくてエコなダシです。ちなみに実家では猫のお腹に入っていきました。