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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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ドラマの秋・・・観倒す秋。

 

『ギルティ 悪魔と契約した女』

菅野美穂が悪女を演じるイメージが湧かなかったのですが、さすが演技派。トリマー時のほんわか笑顔と、復讐鬼然とした冷笑のギャップにぞっとさせられます。

最近二枚目半で観ることの多かった玉木宏の久々の二枚目刑事もなかなかハマっていて目の保養。

まだあきらかになっていない過去の事件の全容が気になります。冤罪とすれば真犯人もいるわけだし。謎が謎を呼ぶ本格的なミステリー。秋ドラにしてはなかなか重そうなドラマです。

 

『セカンドバージン』

NHKも思い切ったことしますね。扇情的なタイトルに濃厚なキスシーン、前作が純愛だっただけにちょっとビックリさせられました。

鈴木京香の顔や首のシワが、デコルテや二の腕の張りと較べて目立つのは、強調なのか地なのか・・・でもキレイです、ハイ。こんなアラフォーなら、ナンボ歳下だろうと射程圏内でしょうね。

相手役の長谷川博己は、私としたことがまったく聞いたことのない俳優だったのですが、前評判どおりの演技派。1話の重要なキーワードとなっている「不実な指」の持ち主にもぴったりですね。妻役の深田恭子もお嬢らしいトボケ具合が良いですが、これからドロドロの不倫劇になっていくのでしょうか。うーん・・・納得はいかないけれど、つい観てしまう。

 

『医龍3』

1も2も細かいストーリーを完全に忘れてしまったのですが、とりあえず加藤先生が復活してくれたのはうれしいです。ミキちゃんがいなくなったのは残念ですが、大河との兼ね合いですかね。

また金髪が増えた! 遠藤憲一の見事な似合わなさっぷりが逆に気持ちイイ。朝ドラで熱血父さんを演じているだけに、よけいに笑えます。大変なのだろうけれど地味なカテーテル手術にも、ちゃんとエアーリハーサルするのですね。

そして野口先生の名言の数々。本人が楽しんでやっているとしか思えませんね。『不毛地帯』もまだ記憶に新しいですが、こんなヒール役ばかりですっかりイメージが固定されてしまったような気がします。凡人の役は永遠にまわってこないような気が・・・。

 

『闇金ウシジマくん』

漫画喫茶で読んだツレが「重すぎる」と暗い顔をしながら勧めてきて、その時は断ったのですが、ドラマならそこまで重くなかろうと録画してみました。

チラッと観たツレが言うには、原作に千秋は存在せず、下着姿の女性の頻出はなく、山田孝之の外見は漫画そのものだそうです。下着は深夜ドラマのお約束なのでしょう。千秋は、女性を出さないと画面に華がないし、闇金の素人目線で視聴者の共感を得るためでしょうね。おそらく、原作よりは物語に入りやすくなっているはずです。おかげで、昼間に観ても重くならず一日を過ごせます。

ラスト、千秋はカウカウファイナンスに対して抱える葛藤について、どういう結論を下すのでしょうか。

 

『SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』

実は『ケイゾク』未見なので、『ケイゾク』ファンには物足りないというこの作品、それなりに楽しんで観ています。最初は正統派ミステリーと思って臨んだので、ズレたノリに驚きましたが。

天才にはあまり見えないけれど、戸田恵梨香はがんばっていますね。加瀬亮も『アウトレイジ』でのワルぶりを観たせいか、違和感がありません。

いったいどういうラストが用意されているのか・・・まったく先の展開の予測がつきません。

 

『秘密』

東野圭吾の原作はあまり好きではないのですが、キャストが魅力的なので録画してみました。やっぱり志田未来は上手ですね。無理なく、オバチャンの中身を出しています。

しかし実際に、妻である娘の身体を・・・というのを見せられると、少し生理的に厳しいものがありますね。原作はそのタブーに言及しているから、他の入れ替わりものと一線を画しているのでしょうけれど。それでも私はやはり私の好きな東野圭吾の魅力はあの作品にはナイと思っています(良い作品というのとは別)。

 

『パーフェクトリポート』

初回にしては少しスピード感に欠けているような・・・。『きらきらひかる』や『フラガール』のようなキャラの松雪泰子に魅力を感じないのは、演出が物足りないからのような気がします。小日向文世や要潤や小出恵介や相武紗季といったいいキャストをそろえているのですから、もっと面白くなるはず。せっかく増設したドラマ枠がもったいないです。

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『てっぱん』

予告を観ると、元気で無鉄砲な主人公が持ち前のあかるさで苦境を乗り越え周囲に影響を与えていく・・・という朝ドラお決まりパターンぽかったので、どうしようかな・・・と思っていたのですが、『ゲゲゲの女房』の録画予約がそのまま残っていたので、一話だけ観てみました。

おもしろかった・・・意外と。

尾道はもう一度旅してみたい場所です。懐かしい風景に、心がくすぐられます。そしておいしそうなお好み焼き。思わず自分で作ってしまいました。オープニングの音楽がすばらしく、ゆるゆるダンスもなにげにツボです。オープニングはいつも飛ばしていたのですが、今回は通して流しています。ダウンロードして目覚ましソングにもしてしまいました。

主人公よりも、これから登場が増えるであろう富司純子のほうが印象に残ります。がんぼといけずの対立という構図だそうですが、17歳の孫にも同じ目線で歯向かってくるのが良い演出。

ともさかりえや趙珉和などキャストもなかなか私好み。舞台が大阪ということもあってツッコミドコロ満載な展開(例:新幹線で来阪したあかりがその後阪堺線に乗っているのに、なぜ梅田の阪急前の交差点を歩いていたのか・・・など)が続くと思われますが、それはそれ。お好み焼きにかけるソースとマヨネーズのような、笑いとホロリの絶妙な混ぜ具合を楽しんで観てみようと思います。

『JOKER ジョーカー 許されざる捜査官』

最初はややゆっくりめの展開でしたが、後半からは怒濤の謎解きの嵐でした。

真犯人は、キャスト的にアレしかないだろーというところでしたが、クセ者俳優の演技合戦が楽しめたので、まあよしです。

鹿賀丈史は最終回のおいしいとこどりでしたなあ。

錦戸亮くんは、もしかして演技派俳優なのではという気がしてきました。今回もちょっと陰のある若者を好演していました。将来が楽しみです。

来週は特別編だそうですが、もしかして続編もある・・・のかなあ・・・。

 

『逃亡弁護士』

上のドラマと反して、序盤はスリルがあっておもしろかったのが、後半一気に失速。一話完結での法律解決話は良かったのですが、そのストーリーのインパクトが強すぎて、肝心の真犯人やら最後の黒幕やら、なんだかわけがわからなくなってしまいました(退屈すぎて半分寝ながら観ていたせいもあるが)。

真船をミスリードのポジションに置いているのはわかりきっていたのですが、怪演がすぎていきなりイイ人に変身したようにしか見えません。五十嵐と蓮光路の変貌ぶりもしかり。達者すぎる脇役も問題ですなあ。

たぶん原作は良いと思うので、作り方ひとつでもう少しいいドラマになったのではないかと思います。残念。漫画を読むことにします。

最終回の裁判長が裁判長に見えなくて困りました。私の中で中村靖日はもうゲゲゲの中森さん以外のなにものでもありません。

 

同じ曜日の連続した時間帯で司法や警察を扱ったのは、偶然なのでしょうか。罪を犯しながら司法のもとに裁けない者、罪を犯していないのに裁かれてしまう者。表裏一体のテーマで興味深かったです。ますます、人の心と法律という相容れない両者が混在してしまう社会が、わからなくなってきました。

『10年先も君に恋して』

上戸彩と内野聖陽のラブストーリー・・・というと、なんだか気になってしまいます。

未来から来た博40歳と、現在の草食系研究者博30歳を演じわける技量はさすが。『ふたりっ子』の時から変わらずカッコイイ。

スカイツリーは今や東京を象徴するランドマークになっているようですね。BOSSの宣伝といい、いちごとせんべいといい、今回の未来から来た博が見上げる場面も印象的でした。10年後は東京タワーを抜く観光名所になっているのかなあ。

上戸彩の同僚で木南晴夏が出演しているのですが、25歳とは知りませんでした。『20世紀少年』でも『素直になれなくて』でも高校生役だったので、てっきり10代とばかり・・・。だからいきなりOL役は違和感があったのですが、上戸彩と同い年だったのか・・・。

それにしても、10年先も恋をしている関係というのは理想的ですが、現実にはなかなかそうはいかないもんですわね(´・ω・`)

『JOKER ジョーカー 許されざる捜査官』

キャストのために観始めたのですが、なかなか興味深い。

放送時間帯を間違えているのではと思うほどへヴィな初回でしたが、これはこれで問題提起としてアリかもしれませんね。

少年事件や性犯罪や虐待など、報道されるたびに思うけれど、人を殺したり傷つけたりしてもなんとも思わずなんの裁きも受けず社会にのさばり平然と生活している輩は少なからず存在するわけで。そういう奴らへ法にかわって罰を与えてやりたいと、部外者であっても強く感じることは多いわけで。

現代版・必殺仕事人といったところでしょうか。しかしここはお江戸ではありませんから、伊達の始末方法はきっと燕返しでも三の糸でもないはず・・・。さてさて。道理の通ったかつ救われるラストに今から期待です。

 

『逃亡弁護士』

「逃げる」ドラマは、今までにもいろいろありましたが、やはり捕まらないとわかっていてもハラハラする緊迫感がたまりません。

しかし最近、実際に指名手配されている逃亡犯が捕まる事件がありましたから、整形もせず変装もせず都内を動く成田誠にはいささか違和感は禁じえませんが、まあ、ドラマ(漫画原作)だし・・・。

上のドラマにしてもそうだけれど、法律とは何なのか、と最近思う。民を守るものだと思っていたけれど、どうやらそうではないらしい。難しいものだ。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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