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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『カーネーション』

大阪人だけれど、岸和田だんじりはナマで見たことがない私。

大阪でも、北と南ではもはや人種が違うと言っても良いのです。

でも、岸和田の人たちのだんじりに賭ける熱い思いは、なんとなくわかります。

モデルとなった人の生涯はよく知りません。でも、女性が生きづらかった時代に自分の人生を女性として母として、ひとりの人間としてしっかり歩んだその道程を、春まで楽しみたいと思います。

『あぐり』のように楽しく切なく、朗らかに涙を拭くような、そんな懐かしい感じのする朝ドラになるような気がします。

 

『ラストマネー -愛の値段-』

NHKぽい硬派なドラマだなあ。

この時間帯は、民放ではできないような挑戦的な題材が続きますね。

この作品も、フィクションとリアルが絶妙な配分で混在していて、なかなか興味深いです。

キャスティングも相変わらず渋いところをついています。中丸くんの役は、昔は伊藤英明がやっていたのになー。それが今や指導役ですから。そういえば『救命病棟24時』では田畑智子とふたりで研修医役でした。成長したなあ・・・。

世の中あまたの保険があって、通販を買うと必ず広告が入っているしCMでも毎日のように流されて、目にしない日はないにもかかわらず、とんと知識がないまま過ごしています。勉強になります。いや、これは悪い例ばかりなのかな・・・。

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『おひさま』

展開が進むにつれ、太陽はぎらぎらと真夏の強い陽差しに変わりましたが、お話はぽかぽかと春の陽だまりに溶け込むようなやわらかいタッチで終始描かれていました。

朝ドラとは、ヒロイン井上真央のような、毎朝窓から降り注ぐおひさまの光を浴びながら、穏やかな表情で楽しむものなのだな、と。

物語はこれといったドラマ性もなく、戦中から戦後を生きた市井の人々の日記を読んでいるような感覚でした。盛り上がりには欠けたけれど、視聴率の高さを見るに、震災で痛む心を抱えた日本人には、この穏やかさが合っていたのかもしれません。

ただ、「市井の人々」にしては皆人生うまく行き過ぎかな~; 幸せは成功とともにあるとは限らないと思うのですが・・・陽子にしろユキちゃんにしろ、真知子も育子も。幸せであるに越したことはありませんが。『ゲゲゲ』は事実だから受け容れることができたけれど、丸庵があの立地で早々に成功するとはちょっと考えがたいのですがね・・・。

あと、春樹兄さんは生きて帰ってくると思っていました。記憶を失ってしまって・・・と、これでは昼ドラか。でも遺骨ない戦没学生は大勢いましたから、きちんと遺族の悲しみを描く必要があったのでしょうね。

次作の朝ドラは岸和田が舞台。大阪人とはいえど、未知の領域です。尾野真千子の好演に期待です。

ドラマを読み原作を読んだのは2年前。今でも強く印象に残っています。

続編の連載が始まったということを知り、雑誌を立ち読みしていましたが、途中までしか読めていませんでした。

最近、『それでも、生きてゆく』でよりいっそう、被害者家族と加害者家族について深く考えさせられてしまっていたので、こちらの家族はどのような結末を迎えるのか期待していました。

結論から言うと、2時間でまとめるにはテーマが重すぎたのかな、という感想です。

息子ふたりに向井理、岡田将生という旬の俳優を持ってきたのは悪くないと思います。向井理の少し陰翳のある面立ちは雰囲気がありますし、やり場のない思いを抱えている若者のやるせなさを上手く演じていたように見えました。ただ、旬すぎて、真っ先に「話題作り?」という先入観を抱いてしまったのはマイナスでした。加害者家族なら満島ひかりと風間俊介がすばらしく、それと較べてしまい見劣りしたのかもしれません。子役の智也くんがとても良かっただけに、いきなり成長した姿、しかも人気俳優「向井理」を見せられてもあの「智也くん」と結びつけられなかったのです。

解決へのキーワードが「子ども」なのも、ありきたりかな、と。このあたりもう少し掘り下げが欲しかったです。

原作を読んでいないのでなんとも言えませんが、前作の連ドラが濃密だっただけに、ちょっともったいないラストでした。

 

 

『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』

個人的にお気に入りの藤原さんは結局最終回まで出てきませんでした・・・(出張!?)。

でも、医療ドラマとサスペンス両方の贅沢な緊迫感とキャスティングの妙味のおかげで、最後まで集中力を切らさず楽しく鑑賞できました。

安田顕はいい俳優さんですねー。TEAM NACSのことはよく知らないし『SPEC』でも他が濃すぎて目立っていなかったので気づきませんでした。高橋克典や小西真奈美、福士誠治などももちろん良かったですが、彼に負うところが大きいように思います。あ、中村靖日もめずらしく情けなさ全開の役でなく、最後はキマっていました。

前回がちょっと残念だっただけに、最初の『バチスタ』の面白さが戻ってきてくれてよかったです。

何度でも続編を観てみたい、そんなめずらしいドラマです。原作が良質だからだけでなく、主役ふたりのハマりっぷりが痛快なのです。楽しんで演じている、そんな気持ちが伝わってきます。

次の作品も心待ちにしています。

『テンペスト』

いやー、おもしろかったです。

最近、深く考えさせられたり、惰性で最後まで観たり、純粋にドキドキワクワク感だけで鑑賞できるドラマを選ばない傾向にあるのですが、これは全10回にもかかわらず大きなスケールと、適度にスピーディな展開で、ひさしぶりに「おもしろい!」と待ち遠しく思える作品でした。

フィクションと歴史の融合、そうそうこれですよこれ。大河でやると批判をくらいそうだけれど、BS「時代劇」だから。

仲間由紀恵や谷原章介もさることながら、高岡早紀がいい味を出していました(ラストはよくワカランけど・・・)。プライドを保ちながらも津波古への想いを抑えきれない表情と、霊力を失いジュリとして生きざるをえない凡庸な女に成り下がってしまった時の可愛らしさのギャップが魅力的でした。

なにげに上原多香子とか、沖縄つながりのキャスティングが多かったですが、オバァが出てくるとがらりと雰囲気が変わってしまうのは、さすがだなと思います。

若いふたりがベネチアを受賞したのには驚きました。染谷将太くんは『坂の上の雲』や『10年先も君に恋して』にも出ていましたから、NHKに気にいられていたのかなあ。

時代考証をされていた方のブログも、知らないことばかりで興味深く読みました。歴史好き、とはいいつつも、琉球史には目もくれなかったからなあ。『琉球の風』も観なかったし。

沖縄、行ってみたいなー。白い砂と碧い海ばかりでなく、その歴史のあとにも触れてみたい。

原作も読んでみよ。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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