10/2 第一次戦力外通告
非情な季節のはじまりです。
投手が5名(引退の小松を含めると6名)、野手が2名。全員入団経緯を見ているだけに、淋しい気持ちがぬぐえません。
白仁田はきっとめぐりあわせによっては入団時からドラ1並の活躍をできていたのかもと、昨年の投球を見てほろ苦さを感じました。
入団時はサトタツ2世になれると思った森本…伸び悩みましたね。
坂寄はやはり
昨年の消化試合が最後となってしまったか。
甲子園の活躍が記憶にあった大田阿斗里も縁あってオリの選手となったのに残念です。
角屋はベンツくらいしか印象がないのですが、たった一年で戦力外とは、何か理由があったのでしょうかね。
原拓は2014年、
ペーニャ激怒事件をはじめ10・2での同点タイムリーなど、躍進の立役者のひとりとなってくれました。西武から移籍してきた時はいろいろな先入観もあってあまり歓迎していなかったのですが、いつの間にか内野のバックアップとしてだけでなくベンチの盛り上げにも欠かせない存在となっていました。今季開幕時は代打の打率が8割を超えていたのですが、内野の控えに若手が増えてきたこともあって、徐々に存在感が希薄になっていったので心配していたのですが、トライアウトを受験するそうなので、よい出会いがあるといいですね。
中村一生の戦力外からの活躍には、一期一会による人生の転換を目のあたりにした気がします。トレードや戦力外という小粒な駒をうまく使いまわすことのできる岡田前々監督の目に止まったからこそ、折々試合展開を変えるファインブレーを見せてくれました。今年はお立ち台に立った
サヨナラ打が最初で最後のヒットとなりましたが、新天地での活躍を期待しています。
10/20 ドラフト会議
支配下で投手6名、野手3名、育成で投手2名、野手3名を指名。
1位は東京ガスの山岡投手でした。「今年こそ田中に突撃してほしいなあ。もういいかげん、確率的に当たるでしょ。いやでも、外した場合また競合しそうだから、また外してしまうと…うーん…」と数日前から悶々としていましたが、当日の朝になって突然山岡指名の報道が。誰が明言したとも書いていなかったので本番まで半信半疑、いや8信:2疑だったのですが、やっぱり的中。オリックスの情報管理はいったいどうなっているのでしょうか…? 西武・今井や楽天・藤平の単独指名なんてまったく報道されていなかったのに。
少しがっかり感はあったものの、山岡投手も外れ1位なら競合クラス。下位球団がのきなみ単独指名を行っていたことを鑑みるに、今年の豊作ドラフトではこういう戦略を取らざるを得なかったのかなとも思います。
山岡は高校野球の広島県予選決勝で現在巨人の田口と投げ合っていた時の印象が強く残っています。結局プロ志望届は出さず社会人に進みましたが、順調に成長している様子。でもって、ここ重要ですが、割とオリ姫人気の出そうなルックス! 最近これも査定に入ってる? 気のせい?
2位も社会人の投手で、即戦力投手を希望した福良監督の意思が尊重されたようです。
8位の澤田は大阪桐蔭で藤浪と二枚看板を張っていた投手ですね。どんな活躍を見せてくれるか、楽しみです。
そして育成5位の明大・中道捕手は、智弁学園出身。青山投手と
バッテリーごとひきうけちゃう? と書いたあの記事がまさか現実になろうとは…。順位が順位だけに入団してくれるかどうかはわかりませんが、もう一度青山とのバッテリーを見たいなあ。一軍の舞台で叶えば、もう感涙ものです。
上位指名の報道があった野手は阪神が1位指名するなどで縁がありませんでしたが、まずまず、ウィークポイントを補填する指名ができたのではないでしょうか。まあ、ドラフトの可否が結論づけられるのは数年後のことです。戦力として育成できるかどうか、環境を整えられるかどうかは、フロントと現場の手腕にかかっています。頼みますよ!
しかし、それにしても。
どうしてクジは全部パ・リーグが当てちゃうのですかね? もっと頑張ってくれよセ・リーグ!
10/25 第二次戦力外通告
ドラフトの結果を受けてか、投手1名、野手3名が通告されました。
サトシュンは金子2世とも言われた実力を買われての2位指名だったのでしょうが、内容を見ていると「うーん…」と眉間が狭くなることが多くて…。何度もチャンスを与えられていただけに、やむなしの結果だったかもしれません。
イケメン揃い? の捕手陣のひとりであった齋藤俊雄。かの「やる気ないやつがおる」事件のとばっちりをくらうまでは左専用でスタメンマスクをかぶる試合も多くありました。若手が増えてきたうえにトレード組とあって、予想された結果でもありました。
同じくキャッチャーの田中大輔は、全オリファンがざわついた、かの「代打田中」事件の印象しかないのですが、戦力外からの獲得とあってあまりチャンスはもらえませんでしたね。
そして堤。美人の奥さんと結婚してさあこれからという時期でしたが、この若さでの戦力外は、次の人生を早く見つけた方が良いという球団の思いやりもあったのかもしれません。奥さんは手術を受けたばかりのようで、苦労が続きますが、野球を続けるにしてもやめるにしても、ふたりのこれからに幸あれと祈るばかりです。
PR