7月 7/12 こんちゃん1411日ぶりの白星
「オリックス・バファローズは強いチームです」
ヒーローインタビューで放った近藤のコメントに涙しなかったオリックスファンは果たして存在するだろうか。長かった。この日まで本当に長かった。心折れずに境遇と戦ってきた近藤の言葉には真実味がありました。
雨負雨負…などとやっているうちに消えてしまった希望の光。守備はボロボロですが打つほうは二軍暮らしの長い中堅選手が奮起し、見栄えがしてきました。なんと月間勝ち越しです。チーム10,000試合目を金子の白星で飾り、球団8,000号を岩崎が放ち、糸井が地元京都で躍動し、やっとこさいろいろいい場面が見られた月でありました。
8月 8/11 5×…
5×…
5×…
良いおもひでだけを綴ろうと、8月は小田の内野安打から小島が逆転サヨナラタイムリーを打った西武戦(8/8)にしようと思ったのですが。
やはりこのインパクトには勝てませんでした…。
唖然茫然、その夜は眠れず、数日はショックから立ち直れませんでした。
負傷から復帰した者は軒並み見切り発車で調整不足、怪我のない者は春からの蓄積疲労と、正念場の夏場を乗り越えるにはあまりにもバランスが悪すぎました。チーム方針も何もあったものでなく、ただ祈るのは白星よりもこのまま異常事態を迎えずシーズンが終わることのみ。
9月 9/9 東明10勝目を飾る完封勝ち
もはや達観の境地で見送っていた日々の中で、唯一勝利への期待を持って観戦していたのが東明のピッチング。2年目の今年大きな飛躍を遂げました。西武打線を2安打に抑え、しかも敵地での完封勝利はファンにとって大きな救いとなりました。
金子が離脱し、もはや期待できる先発は東明と西しかいない状態。残暑はまだ厳しくとも冷えていくオリックスファンの心にぬくもりを灯したのは、小松の力投でした。新人王を獲得しWBCにも選ばれた頃のピッチングを取り戻せないまま年月だけが流れ、制限を超える減俸提示を受けてまで復活を期したこのシーズンでした。セーブとホールドを記録した9月。本人と同じようにもどかしさを抱えていたオリックスファンも、彼のガッツポーズで次へと続く道が見えました。がんばれ、負けるな。そう声をかけたくなる、そんな魅力が小松にはあるのです。
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