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運転免許を持っていない、と言うと、たいてい「ナンデ?」という反応をされます。
学生時代はお金も時間もなかったし、勤めだしてからはお金はあっても時間がないし、必要性も感じなかったからです。
駅は近いし、買い物は自転車で行けるし、大きなものは送料払えば送ってもらえるし。トロいし。怖いし。自信ないし。
とはいえ、入会などで必要な本人確認が面倒くさい。写真入りの書類が必要だと、いちいちパスポートを持っていかなければいけない。あと数年で期限切れなので、海外旅行の予定もないのに更新しないといけないのだろうか、という不安はあったのです。ニートになったら、免許取ろうかなあ、とはつねづね考えていました。
とはいえ、ウチには車がありません。
つまり、免許を取っても車に乗れません。
だったら、意味ないじゃん。
ということでニートになってもやはり自転車生活でした。
が。
どうしたことか、この春我が家に車がやってきました。
「だったら、免許取ってもいいやん!」
というわけで、周囲の(;´・ω・)という微妙な反応をよそに、教習所に申し込みをしました。
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とにかく自分がドンくさい人間であることは自覚している。平坦な道で躓きしょっちゅう物を落とし突発的事態への反応も鈍い。遊園地のゴーカートでは暴走し車のゲームでは壁に衝突ばかりして進まない。こんな人間が実際に車を運転すればどうなるか想像するだにおそろしい。しかし「運転免許は誰だって取れる!」という数多の人間の言葉を胸に、安くはないお金を思い切って出費した。どれだけ時間がかかろうと、どれだけ教官に怒られようと、ハンコの欄が足りなくて紙を貼られようと、期限の12月までに取れさえすればいい。追加料金はかからないプランにしているのだ、途中で挫折するのだけはやめよう。と、気合いを入れてその一歩を踏み出した。
入校式、学科などを経て、技能初日はシミュレータでハンドル操作の練習など。ここで早速ウインカーを出しっぱなしにするというヘマをやらかす。
申し込みをしたのは間の悪いことに3月であった。学生が多い時期である。構内は眩しいくらいの若さで満ち溢れている。自分がもはやオバチャンと呼ばれてもおかしくない年齢であることを改めて思った。