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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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獅子夫編 
《セ・リーグ -5点》
1位 巨人 ×(-1)
2位 広島 ×(-1)
3位 DeNA ±0
4位 ヤクルト ×(-1)
5位 中日 ×(-1)
6位 阪神 ×(-1)

《パ・リーグ -6点》
1位 ソフトバンク (-1)
2位 日ハム(-1) 
3位 楽天 (-2)
4位 ロッテ (-1)
5位 西武 (-1)
6位 オリックス ±0


牛子編
《セ・リーグ -12点》
1位 巨人 (-1)
2位 ヤクルト (-3)
3位 広島 (-2)
4位 中日 (-2)
5位 阪神 (-1)
6位 DeNA (-3)

見当違いがあまりにもヒドイ結果に。ここまで広島がぶっちぎるとは思いもしませんでした。緒方采配がここまで見違えるとは。巨人の2位はやはり消去法のような気が。ヤクルトは昨年の揺り戻しが大きかったですかね。序盤定位置にいたDeNAがAクラス入りとはこれまた思いもしませんでした。ラミレス…惜しい人材を…。それよりも、超変革一年目の阪神より暗黒入りする球団があろうとは。予想って難しい。

《パ・リーグ -6点》
1位 ソフトバンク (-1)
2位 日ハム (-1)
3位 西武 (-1)
4位 ロッテ (-1)
5位 オリックス (-1)
6位 楽天 (-1)

ソフトバンクの優勝は堅いと夏頃までは思っていたのですが、わからんもんです。西武ファンならではの贔屓球団の見立てはさすがでした。オリックスは楽天には勝ち越せるだろうと思っていたのですが、勝ち越していたとしてもそれ以外の負け数が酷すぎて最下位まっしぐらでした。前後がそれぞれ入れ替わってしまい、全敗。やはり予想って難しい…。
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9/24 vsM ●
ディクソン、ついに10勝到達!
…と書くつもりでいたのにーーー。
石川が疲れてきた頃を攻めて逆転し、豪栄道の優勝を見届け、あとは平野が抑えるだけ。優勝インタビューより勝利の瞬間を優先してチャンネルを戻したというのに、まさかまさかの同点被弾。
なぜ、中村に12球も連続でストレートを投げ続けたんだい? と、小一時間問い詰めたいですよ。
がっくりしてキッチンで夕食の下ごしらえをしている間に海田がアッサリサヨナラを献上していました。うーむ…。

9/25 vsM ○
サブローの引退試合、先発は不安定な山田、と連敗の不安がムンムンしていましたが、外出している間に勝利していました。今年のマリンは白星で終了。
少ないチャンスをしっかりものにし、赤間も重要な場面で良い投球ができました。平野もサブローに花を持たせつつ昨日のリベンジを達成。
残念なところを挙げるならば、サブローがDH解除して外野を守ったにもかかわらず、その回の打順が外野を狙って打てるような面々でなかったということですね。途中交代した糸井と中島の状態も不安です。
一方、翌日の対戦相手日ハムがマジックを3に減らしました。ソフトバンクは先週リハビリ相手にされたバンデンが西武打線につかまり、追い上げも届かず敗戦。誰も予想していなかった展開になってきました。マーティンが離脱したとはいえ高梨や増井が先発で結果を出し、日替り抑えでしのいでいる日ハム、不動の抑えはいても和田が離脱し千賀・武田らに疲労が見られ中継ぎも不安定なソフトバンク。大谷・中田が万全でなくてもレアードが下位に控え、外野も岡・近藤・陽岱鋼らでうまく回している日ハム、柳田を欠いているうえ内川・長谷川・中村も怪我を抱えながらの出場が続くソフトバンク。栗山監督の的確な配置転換に対し、昨年までの冴えた駒回しがなりをひそめる工藤監督。
崖っぷちに立たされた王者の意地は見られるでしょうか。
史上類を見ないG差を覆す最終コーナーでの怒濤の捲りが現実となるでしょうか。
パ・リーグ最後を飾る、熱い5日間の闘いが始まろうとしています。

9/26 vsF ●
Tよ…。
僅差のランナー一塁で吉田正が敬遠され、4番勝負(しかも二打席連続)という屈辱的な場面で、大方の予想を裏切らず空振り三振(二打席連続)とは、いったい何を考えて打席に立っているんだい? 小一時間問い詰めたいですよ。
それ以外にも問い詰めたい人はたくさんいます。誰がどう見てもアウト判定をセーフにした球審。投ゴロにあわててボールが手につかず「ゲッツーが1アウトしか取れなかった」と、「1失点が無失点1アウトになった」では、鍵谷のメンタルは180度変わります。そこから見違えましたから(まあ、押せ押せで投ゴロしか打てない西野もどうかとは思うが)。試合の流れを変えられました。
で、三球三振の代打伊藤。ここで代えるのならなぜ園部を先発起用しているのか。勝ちにこだわりたいのか来季を見据えたいのか、監督の意図がまるで理解できません。流れを打ち消されたあの場面で、代打は気の持ちようが難しかったと思います(それでもあの三振はないだろうとは思うが)。伏見もいますし、園部そのまま、武田に伊藤でよかったと思うのですが。
東明は言うまでもありません。もうたいがいのことは言い尽くしたのでもう言葉が見つかりません。来季は頼むよ、とだけ。
最後の中島のライナーは宮西の意地でした。足首を捻挫しながらマウンドに立っているその根性を、見習ってほしいです。いろんな人に。
で、予想を裏切らずマジック減らしに貢献したところでソフトバンク戦に移動したのですが、こちらは悪い流れを止めることができません。最後、ナンデ外野は下がっていたのでしょうかね…? 豊富な層からそれぞれの調子を見極め場面にあった起用をしてきたことが昨年の優勝の要因でしたが、主力の退団や離脱や不調に代わりの戦力も見つからず、少ない手駒を動かすことに慣れていないベンチの困惑や混乱が伝わってきます。
M1になってあわて出す我が家の西武ファン。胴上げは果たしていつ、どこがどこの球場で。

9/27 vsE ○
日本一興味を持たれない試合は速報画面にとどまり、画面は日ハム-西武戦。
見ていない間にお祭り状態になっていたようで。Tが20号到達。押し出し、暴投からのトドメでした。いや、ようやくめでたい。と、手放しに喜べないのは「昨日打ってよ」と脳裏にチラつくからでしょう。「明日のぶんも取っておいてよ」も。
松葉は四球の多さが気になりましたが、その後は粘り長いイニングを投げました。頑丈さはひとつの武器。この調子を来季まで維持すれば二桁勝利も見えてきます。
さて、「出ていくわけない」と余裕をかましていた西武ファンの心中にも不安が首をもたげてきた岸のFA問題ですが、ざわつく外野などお構いなしに自身は日ハム打線をばったばったとなぎ倒していきました。もしこれが本当に西武最後の登板なら、森くんとのバッテリーが見たかったですねえ。
しかし先発吉川とは、栗山監督もここにきて大博打を打ちます。
あまりに早く終わったので、ならばソフトバンクはいかがかとチャンネルを変えると、千賀大ピンチ。なぜ工藤監督は交代させなかったのか? 工藤監督も博打打ちなのか? 結果的に同点ですみ、仮想CSに入っているロッテが勝ちパターンでない田中靖を登板させたことで、首の皮一枚つながりましたが…。今宮も負傷欠場していましたし、CSを考えても暗雲たれこめるソフトバンクの明日です。
オリックスに話を戻すと、L金子が抹消されたことで、糸井の盗塁王が確定。ただ心配なのは本人も足の状態がそうとう悪そうなこと。単独トップを獲るチャンスですが、走りたくても走れないように見えます。監督も抹消を打診しているようですが、それを諾する糸井ではありません。本人の希望が第一とはいえ、来季に影響の残らない状態でシーズンを終えてほしいと思います。いずれのチームに所属するにせよ…。

9/28 vsE ○
この日も日本一興味を持たれない試合は速報画面で、画面は日ハム-西武戦。
「俺はまだ本気出してないだけ」なんて映画タイトルを思い起こすような、大谷の投球でした。ああ、全力を出した大谷って、こんな感じなのね。160㎞近いストレート、148㎞のフォーク、140㎞前後のスライダー。…いったい、誰が打てるというのか。
西武は大谷に相性が良いので、我が家の西武ファンはちょびっと期待していたそうですが、帰宅して大谷の凄まじさを目のあたりにした瞬間に霧散したようです。
「よし! 優勝したしビールかけもできたし、もう思い残すことはないよね! 大谷くん、来年はいよいよアメリカね!」などという他球団ファンの願いは本人の「二刀流はまだまだ未完成」というコメントの前にはかなく消え去りました。あと、何をすることがあるんですかね…?
さて、オリックス。みごとな逆転勝ちで西が三年連続10勝を達成しました。連打を浴びて4失点したもののその後は踏ん張って0点に抑えたことが、逆転を呼びこみました。Tのレフト前の時に西くん、「おちろー!」って言ってませんでした…?
駿太のホームランも完璧でした。これがいつもできたらなあ。

9/29 vsE ●
ホーム最終戦。小松の引退登板でした。
なんで先発にするかなあ…。もちろん家に帰ったらとっくに終わっていました。で、なんで三振してくれないかなあ…昨日のL岡本篤の時のF大野は優勝がかかってるのに三振してくれたよ…。まあそれは仕方なしとしても、なんでそのランナーを返すかなあ…。伊藤がホームランで同点にして小松と抱き合ってこちらも感動して涙ぐんだのに、なんで勝ち越されたあげく大量点取られるかなあ…。なんだかすべてにおいて今年を象徴する試合だったなあ…。試合後、監督挨拶の時に「野次的なものby解説の野田さん」(←それ野次です)を飛ばすのはいかがなものかと思いますが、昨年は谷の引退試合で感動したうえ勝って気持ちよく終われたのに、今年はすべてにつけ残念な印象でした。
なにがいちばんひっかかったって、金子-若月バッテリーへの鈴木コーチのコメントです。誰と組もうが打たれた金子が悪いし、捕球できずにランナー進めて失点した若月も悪い。ですがよけいなことを試合前に言わないでほしい。結果的に負けたらただでさえ伊藤の扱いに疑問だらけのファンの怒りは増幅するだけです。ホームラン後の抱擁を見たら、小松の最後は伊藤に受けさせてほしかったと思うわけです。もちろん若月の成長のためには積極的な起用が必要です。ただ他球団を見ても、L炭谷・森、E嶋・足立、F大野・市川と、若手や中堅捕手が複数いる球団は当然のごとく併用制です。監督やコーチにはそれぞれふかーい考えがあるのでしょうが、最後の最後で苦みを加えられたような、後味の悪さが残ってしまいました。
おまけに、楽天に負けたことで、最下位決定。

10/1 vsE ●
なーんにも見どころなく、淡々と負けたシーズン最終戦。2016年、何度も見せられた展開です。
ディクソンは最後まで調子を戻せませんでした。つくづく、先週が惜しまれる。
あいかわらず茂木やペゲーロなど同じ打者に打たれ続けました。そりゃ同じことをくり返していたら5位にはなれないわけです。
で、シーズン最後に登板したのは佐藤峻ですが、今年も抑えているところを見ることはできませんでした。残念です。
ここにきてなぜか4番に据えられたのは吉田正。来季への布石ですかね。結果は出せませんでしたが、JSPORTSで29日放送されたシーズンハイライト映像のトリを飾ったことからも、内外の期待値の高さがうかがえます。

(結果)57勝83敗3分  完 全 最 下 位
オープン戦、最下位!
交流戦、最下位!
一軍、最下位!
二軍、最下位!
プロ野球史上初、完全最下位、達成!


⊂(#・ω・)  ってDHCかよ!! 
 /   ノ∪ 
 し―-J |l| | 
         人ペシッ!! 
       __ 
       \  \ 
          ̄ ̄   

ヤフートップに晒され、野球ニュースで嘲られ…もう情けなくて涙が出てきます。「ヤクルトには勝ち越したんだから! 全球団に負け越してこそ、完全なんだから!」と開き直ってもただただ、むなしいだけ。
その一方、これまた史上初、捕逸ゼロという記録も達成しましたが、これも「捕手が捕りにくい、つまり打者が打ちにくい球を投げていないだけ」と貶められる始末。確かに捕逸と暴投は紙一重で、暴投数は決して少なくありませんし、たまたまで片づけられる代物かもしれませんが、山崎・伊藤・若月らの守備を評価すべき指標であることには変わりありません。
もちろん、それに慢心することなく、あきらかに他球団より多いであろう問題点の改善を、コーチ陣には求めます。
首位と30G差。これは一足飛びに超えられる距離ではありません。これ以上の悪夢はないと思った2015年を上回る借金ですが、これはオリックスが堕ちたのか、他球団が伸びたのか…うん、両方でしょうかね。





9/17 vsH ●
10勝を前にディクソンの足踏みが続きます。今年はソフトバンクに勝てません。吉田一がトドメを刺されましたが、前回の登板の危うさはスクランブルのせいではなく単に不調だっただけなのか…? 9回に糸井がサファテからホームランを打っただけにもったいない失点でした。和田の球数を稼いで早めに交代させるまではよかったのですが、岩嵜にしてやられました。ソフトバンクも一時の低迷期を脱して、優勝に向けて着々と陣形を整えてきております。

9/18 vsH ●
いきなり宗がショートスタメン起用。しかし、打順が2番で相手がバンデンハークでは、さすがに荷が重いとしか…このレベルの投手なら二軍で対戦する時の調子とはまるで違ってきますから。試合前から顔つきがカチコチでそうとう緊張しているようでしたが、エラー後の汗びっしょりで青ざめている様子には、「頼むからショートに強い当たりを飛ばさないでくれ!」と親鳥のような気持ちでソフバン打撃陣に祈ってしまいました。ゲッツーを取ってからは少し落ち着きましたか。安達と西野あたりが先輩として心のフォローをしてくれるよう願います。
終盤から外出したので、9回の園部&糸井のホームランは見られませんでした。園部は初ホームラン。まだまだ勉強中といったところですが、アピールできています。

9/19 vsH △
なんとか3タテは阻止しましたが、勝ち試合を追いつかれただけに後味が良くないヤフオクラストゲームでした。
ことごとくチャンスを潰したのがT。最終回もここぞというところで、回またぎでアップアップの岩嵜と経験の浅い拓也のバッテリーから三振をくらう始末。ここで「必ず打ってくれる!」という安心感と威圧感を抱かせる4番になってほしいのですが、いつまでお仕置きの4番でいるつもりなのですかね。
あと、リードしている場面で佐藤達を出したことも、結果的に平野を回またぎさせることになり、同点打につながってしまいました。吉田一が万全であったなら…海田でも良かったのでは…といろいろ思うところはありますが、ひとつだけ。佐藤達が抑えたらすわ勝ちパターンに戻すのはいいかげん諦めたらどうでしょうか。本人の苦しそうな表情を見ているとこちらも辛くなります。
中島の殊勲弾も西の10勝もフイと消えてしまいました。

9/20 vsL ●
台風で開催が心配されましたが、無事にプレイボール。しかし、前日延長12回を戦っての移動ゲームは酷だったのか、随所に疲労が見られました。
先発は青山。懐かしい! 智弁時代よりは少し大人びて精悍になっていました。初回からメヒアの3ランをくらってしまいましたが、その後は落ち着いて投げていたように思います。高卒でトヨタ出身ということもあり、「金子2世」の呼声も高いですが、まだまだのびしろの多い選手のように見受けられました。今後の成長を期待します。
終盤、火のついた西武打線に油を注いでいましたが、年齢が年齢だけに岸田の連投はきついでしょう。高木は、入団当初は期待していたのですが…2アウトランナーなしから被弾とは…ウーム…。
まさか山川がおかわりより怖い存在になるとは思いもしませんでした。我が家の西武ファンも驚きの飛躍ぶりです。次は西武が優勝争いの鍵を握ることに。

9/21 vsL ○
松葉はこの日も安定していました。援護があれば切り抜けられたかもしれませんが、打線が再三のチャンスをものにできませんでした。岸は毎試合のように130球前後の球数を投げていますが、衰えたり(我が家の西武ファン曰く)といえどもやはりトップクラスの投手を打ち崩すのは困難です。
見どころは8回の乱闘駿太のタイムリー。「牧田は得意」と公言していた小島が三球三振していたので左の代打で何とか、と祈っていたのですが、連続死球に激昂した(フリの)中島に気合が入ったというひさびさのヒットでした。お立ち台でもどこか控えめの声音でしたが、やはり打てないことと二日前に守備固めでミスしたことをひきずっているのかもしれません。

9/22 vsL ●
ソフトバンク戦で炎上させたあといつの間にかいなくなっていたウルフですが、良い時に戻っていました。なぜ市場に残っていたのか…? ホームランでしか得点できなければ、そりゃ負けます。
それでも金子の調子が良ければ、獲れた星だと思います。今年の金子はめっきり西武に弱い。例によってボール球を見きわめられていました。毎度同じことのくり返しです。ここまできても、打者の目先を変えることはできなかったのでしょうか。まさかのシーズン負け越し目前です。
わざわざハイタッチイベントに合わせてローテを組んだのに、裏目の敗戦。今年はこの裏目というのが本当に多い。

(結果)54勝79敗3分  ずるずるいかないで
今さらどこのメディアも借金最大の○○、と書かないので改めて確認したらいつの間にか無惨なことに…。
吉田正の当たりが止まってきていますが、それにつられてTの調子も落ちてきているのはどういうわけでしょうか。打線というよりもチームの軸なのだから、シャキッとしてもらわないと。
優勝争いしていなくても、130試合を戦ってくれば疲労も蓄積します。来季に向けてここが正念場。それぞれの目標を果たすべく、最後のひとあがきを見せてほしいものです。
さて、小松が引退会見を開きました。活躍した時期は短かったですが、そのインパクトからファンの思い入れは少なくありませんでした。真摯な姿勢にはいつもひときわ大きな声援が送られていました。セレモニーの日はきっとあの日やあの日を思い出して淋しくなるに違いありません。





9/12 vsE ●
頭角を表した赤間が初先発、しかも地元の東北で、となれば奮起を期待してしまうものですが、プレッシャーに弱いのだろうか…。今年いっぱいは敗戦処理や同点の延長要員に徹してもらうべきだったのか。まあ、ドラフト9位でここまで信頼を勝ち得たことは大きな経験になったと思います。
その後を受けたのは斎藤綱。展開が展開だけにあまりきちんと見なかったのですが、これも経験ということで…。強気が垣間見えるマウンド上の姿には好感が持てました。ベンチで福良監督と会話している姿はおじいちゃんと孫のようでしたが、監督の言葉にハイハイと頷くだけでなく、自分の意見をきちんと話しているようでしたので、そこも今時の若者らしい怖いもの知らずな一面でした。カメラで長い間抜かれていたので、楽天側の解説も言及していましたね。
雨にも見舞われてさんざんな夜でした。

9/13 vsF ●
ここのところ順位争いから遠ざかり、割と達観して試合を見られるようになったので、負けていてもテレビはつけっぱなしだったのですが、久々に悔しさのあまりチャンネルを変えてしまったこの一戦。
日ハムを苦手としている西が好投し、糸井が大谷の164kmを打ち返して先制したにもかかわらず、敬遠の後に打たれるという、しかも中島に長打をくらうという、いちばんやってはいけない失点…。
大谷の球数制限や石井の負傷降板など、つけいる隙はあったはずなのにつけこめない、もどかしい試合展開でした。園部のフェンス直撃二塁打はお見事でした。
ちなみに、これでCSが完全消滅。ポンタが持っていたのは七夕にCS進出を願った笹ですね。枯れるまで捧げていた願いも届かずパパの滝行も御利益なく…。

9/14 vsF ○
家にたどりつく前に3点先取していたのですが、油断は禁物と気を引きしめて経過観戦。しかし趨勢は初回で決まっていたようです。いきなり先頭を四球で出しながら牽制で刺殺、これがなければどうなっていたかわかりません。松葉も援護をもらって余裕を持ったようでした。最近不調とはいえ有原相手に8得点。その後も吉田正の打った瞬間確信の3ランで、とどめを刺しました。いやあ、痛快痛快。風邪ひいたポンタパパも熱が上がるまで応援した甲斐があったというものです。
翌朝のスポーツ紙では、ソフトバンクに続き日ハムも首位から陥落させた吉田正のホームランはデス弾、などと報じられました。この時期にオリックスが一面になろうとは…まあ、何より。
岸田が復帰登板。洗いものを始めて終わってもまだ投げていて「なんでやねん!」とツッコんでしまう、この懐かしい感じ…。一軍に戻ってきてくれて、まあ…何より。

9/15 vsF ○
金子の好投、糸井の3本。こんな試合をシーズン当初から見たかったなあ。
金子は打たれる気がまったくしない、解説も脱帽の快投でした。ストレートを終盤まで一球も投じなかったとか? すべての打者のタイミングをずらして打ち取っていました。前回相当数を投げての中5でしたから、8回は継投でもよかったのではと思いますが、志願だったのでしょうかね。苦手の中島にランナーを置いて回ってしまったのは誤算でした。ブルペンがドタバタしていたので、足がどうこう言っていたのは時間稼ぎ作戦だと思います(思いたい)。それでも吉田一はまったく準備不足のようでした。不調の岡でなければどうなっていたのやら…。
ともかく鬼門中の鬼門、札幌ドーム最終戦を勝利で飾ることができました。糸井のレアなインタビューも聞けましたし。

(結果)53勝75敗2分  猛牛デス軍団
ここにきて優勝争いの鍵を握ることにされてしまったオリックス。知らんがな。
残すところ13試合。ローテをずらしてホーム最終戦の先発を金子に設定し、千秋楽の舞台は整いました。あとはこの残りをどのように戦うか。園部が昇格し結果を残しています。ルーキー青山の登板も決定しました。宗や武田も下で好調のようですし、他の若手の起用もあるかもしれません。
その一方、外国人はディクソンとモレル以外全員入れ替え。さもありなむ。むしろモレルはよく残留できたな…という気もしますが。糸井の残留交渉のためにも、戦力となる(←ここ重要)助っ人の獲得は急務です。長谷川滋利が外国人補強のアドバイザーとしてフロント入りするそうですが、これまでとくに野手のアタリがほぼなしに等しく、「カープのスカウトをスカウトしろ!」とラロッカへの苛立ちがやまなかっただけに、来季への期待がふくらみます。


9/6 vsH ○
おりほう!
西は7回途中までノーヒットノーラン。日々の結果は記憶から随時抹消するようにしていたのですが、ソフトバンク相手に直近では6勝1敗、西に至っては4連勝中だったのですね。前半が嘘のようです。どんな勝敗表だったかは忘れましたが。
江川に打たれてからは少しもったいなかったですが、海田・平野も1点差を守りきりました。いくら暇をもてあます守護神とはいえ、平野の回またぎが続いているのが気になります。海田はセットポジション(とフィールディング)が課題ですね。ランナーなしだと頼もしいのですが。吉田一も戻ってきたので、早く元のかたちになればいいなと思います。
打線は武田アレルギーをいいかげん払拭できたように思いますが、あと2、3点あれば西も楽に完投できたかな。この勢いで前半の借りを返したいですね。

9/7 vsH ●
もったいない敗戦でした。相手の2点目は防げた失点。チャンスでの安達のバント失敗も響きました。接戦でミスは禁物。赤間は昇格してからいいアピールをしています。吉田一のリハビリもついでに済ませた、ということでこの試合は決着…。

9/8 vsH ○
京セラに戻っての変則4連戦。アメリカに行く前も帰ってきてからもとにかく勝っているところを見たことがない和田相手に、この日も5回までノーヒット。2日前のお返しか…? いや、あの時西は初ヒットから失点しました。この日もきっと何かが起こるはず。
起こりました!
おそるべきルーキー! 打球の行方を追った和田のあぜんとした表情は痛快でした。さらにはTがこれまた苦手だった森福から勝ち越しタイムリー。いやー、痛快痛快。相手の失速ぶりには2014年の我が軍を思い出しますが…。
吉田一・海田の好投も勝ちを引き寄せました。今や立ち向かうところ敵なし状態の平野と相まって、安心リレーの確立です。なぜこれをシーズン当初からできなかったのか…なんかアメリカに帰っちゃった人がいますね…。

9/9 vsH ○
初回の中島3ランで気を大きくしたものの、相手は優勝を争うチーム。簡単には諦めてくれません。金子の調子もなかなか戻らず。7回は投げさせ過ぎだと思いますが…。しかし昨日打たれている森福を出さざるを得ないほど、相手の台所事情は厳しくなっているのですね。あれだけ、余裕で優勝と目されていたソフトバンクが窮地に追い込まれている、ペナントレースはわからないものです。
で、吉田正です。これがルーキーとは…オソロシイ。徐々にニュースでも取り上げられてきました。最下位球団の唯一の希望、などと報道されるのは不本意ではありますが…2ケタホームランめざして、シーズン最後まで怪我せずクリーンアップを担い続けてほしいものです。

9/10 休み
朝の『せやねん!』で、カープファンであるチュートリアル徳井が出演していたのですが、その際「初回に2点ぐらい取られても、どうせすぐ逆転できるという気持ちで見ている」と言っていましたが、そのとおりの試合展開、今年のカープを象徴するような優勝決定戦でした。
願わくば、本拠地マツダで決めてほしかったですがね…阪神が…。
しかし東京ドームの半分(以上かも)を赤く染めたファンの数には驚きでした。涙している人も多く映っていました。緒方監督の胴上げ、黒田と新井の抱擁、うらやましいなあ…(´・ω・`)
この日も鈴木誠也は神ってました。今年の活躍映像を流すたびに映る我が投手陣…カープの優勝に貢献できて何よりです( ;∀;)
これでオリックスは12球団でもっとも優勝から遠ざかっている球団となりました。来年こそは…必ず!!!

9/11 vsM ○
涌井の立ち上がりを叩いて先制したまでは良かったですが、その後追加点を取れなかったことが響いて、ディクソンが角中の内野安打から崩れてしまいました。つくづくいいバッターです。
しかし、終盤でもこのバッターにチャンスで回れば、なぜか自信がわいてくる今のオリックス。その名は吉田正尚! 今日もやってくれました! カープ風に言えば神ってる! その前のボーンヘッドはいただけませんが。
最後は安達の押し出しサヨナラ。できれば、その前の伊藤で決めてほしかったですが…。しかし特筆すべきは、鈴木がサインの読み合い合戦の末に、追い込まれながら一二塁からバントを決めたことです。現時点で、縞田やら原拓やら岩崎やらの激しい内野の控え争いは、鈴木がかなりリードしているに違いありません。
ロッテがデスパイネを降格させるなど、CSに向けて無理させない方向に向かっていたことも幸いしたかもしれません。最後の挨拶を見ていると、シーズンも終わりに近づいているのだとしみじみします。

(結果)51勝73敗2分  ここに来てやっとチームにまとまりが・・・
吉田正の活躍、平野の無双などもあって、今さら好調の最下位オリックス。しかしファンは勝てばうれしいのだ! 順位表を目にするのは(結果)を書く時だけ! 上位とのG差は気にしない!
そろそろオフの動向が騒がれ出す時期です。オリックスでは糸井がFA権を行使するだの、どこそこが調査に入っただのと報道が早くも始まっていますが、今は耳を塞いでおきます。とりあえず、盗塁王めざして走り続けてほしいだけ。吉田正にホームランを10本以上打ってほしいだけ。Tにもせめて25本打ってほしいだけ。安達に体を自愛してシーズンを終えてほしいだけ。意外にいろいろあるな…。



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さや
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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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