6/9~11 vsS ●●○
一戦目は早々にセ界の火ヤク庫の恐ろしさをまざまざと見せつけられました。ヤクルトが上り調子で、オリックスが下降気味という調子はあるにせよ、もう少し何とかならなかったのかと…。これまたオカルトですが、岸田が連勝を止めるとなぜ連敗が続いてしまうのか…。Tの特大2ランにくわえ、最後もチャンスを作りましたが相手がバーネットでは時遅しだったでしょうか。で、こういう時に頼りになるのがやはり、パ・リーグ防御率堂々No1のディクソン。福良監督代行になっていちばん変化したと感じるのが継投のタイミングなのですが、この日もディクソンを8回まで引っ張りました。昨年とブルペン陣の様相が異なる現実を無視した早め早めの継投による盛大な自爆のくり返しが、今のありさまとなった理由のひとつなわけですが、福良監督代行はあまり動くことをよしとしないようです。
そして、この日昇格した宮崎が貴重な追加点を挙げました。ベンチの盛り上げ役としてこれ以上ふさわしい選手はいませんから、今度こそやらかすことなく活躍を続けれくれればと思います。そして、タイムリー時にホームインした縞田が二塁ベース上の宮崎に向かって大きなガッツポーズを送ったのも印象的でした。長い二軍暮らしでもはや中堅からベテランの年齢にさしかかってきたふたり、一軍で結果を残したいという切なる願いは同じであったことでしょう。チーム事情でもらったチャンス、ふたりともおおいに暴れてほしいと思います。
6/12~14 vsT ○○○
さあ、ついに交流戦も最後のカードとなりました。まさかここで今年初の3タテが見られるとは思いませんでした。メッセ相手の初戦は厳しい展望でしたが、山崎福ががんばりました。阪神打線が前日の武田ショックで不調だった(しかも山崎福はカーブピッチャーですし)こともあるかもしれませんが、それでも数々のピンチを抑えて6回を投げ切ったことは大きな自信につながったのではないでしょうか。前日オスンファンがイニングまたぎしていたことで福原が先に出てきたのもラッキーだったと思います。しかし本当ならば9回裏のチャンスでサヨナラしなければいけなかった試合です。こういう時のための小谷野獲得だったはずなのだが…。エラーがなければどうなっていたかわかりませんでしたしね。
2・3戦目はおおいに溜飲を下げた2日間でした。結局交流戦は借金で終わったわけなのですが、3連勝〆のおかげで「いける…借金返済や! 逆転CSや!」と果てない夢を見るリーグ再開までの4日間が与えられたのです。
ケチをつけるなら中島の守備ですかね。金子と西でなければどうなっていたかわかりません。大きな援護をもらっても自分の投球を貫くあたり、金子は当然として西の成長を感じます。
(結果)25勝40敗1分
3連勝&爆勝ちのおまけつきでおおいに浮かれた交流戦のラストゲームでしたが、冷静に考えれば結局交流戦ではパ・リーグで唯一借金を増やし、5位より上とはさらに突き放される結果となってしまいました。もっとがんばれよセ・リーグ! とやつあたりしたくもなります。
そのセ・リーグは首位と2位が盛大に負け越し、6位との差が一気に縮まる展開となりました。リーグ戦再開後の展開によっては全チームが借金生活になる可能性もあるという前代未聞の展開に。巨人がこのていたらく(3タテされておいて何だが)で、来年の交流戦は果たして開催されるのでしょうか。
セ・リーグチームのファンであれば毎試合やきもきしなければいけなかったでしょうが、幸いオリックスは自力優勝の芽が消えたので、ひたすら目の前の試合の白星を追いかけるのみ。復帰した中島・小谷野の打撃と、金子の無双投球はもちろんのこと、二軍からの抜擢組の飛躍、福良采配に期待してリーグ再開を待つこととします。
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