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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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~ヤスオーのシネマ坊主<第2部>~

 率直に言って「シックス・センス」とまったく同じオチなんですけど、どこか寒々しい映像とか、ストーリーの核である飛行機事故とはまったく関係のない主人公の周辺のちょっとした出来事が何となく違和感があるので、このオチに向かうにあたっての雰囲気は上手いこと出せていたと思いますよ。ラストが衝撃的という噂は聴いていたので、オチが分からないように何の予備知識もなく見たので、何とか飛行機事故を巡るサスペンスのように見ることに成功しましたし。

 ただ、ラストのオチには衝撃もなく感動もなかったでしたね。衝撃という面では、僕はこういう映画を好んで見るので、どうせ今まで観た映画のなかのどれかのパターンだろうと初めから期待してなかったのでまあいいんですが、感動がなかったのが痛かったですね。たぶん、主人公の姉への思いに感情移入できているかどうかが、ラストで感動できるかどうかの分かれ目でしょうが、僕はここがまったくダメでしたからね。逆にどうしてこの主人公はそこまで姉との人間関係の修復にこだわるんだろう、自分だけが悪いんじゃないんやからほっといたらいいやんとずっと不思議で仕方なかったですから。このへんは脚本が弱いのか、僕が人間関係にドライなのか、どちらかでしょうね。

 まあ、飛行機の乗客が次々に消えるところや、なぜ主人公の姉が全然出てこないのか、主人公と恋仲になる男はなぜあんなに犬を怖がるのか、という見てて大きく引っかかるところはラストでちゃんと納得できるので、ストーリーには大きな破綻はなくしっかりとまとまった映画だと思いますよ。このテの映画はストーリーがかなり綻んでいてラストを見てもしっくりこなくてイライラする映画が多いので、この映画は感動はしないとはいえ納得できるぶんそれらに比べたらまともじゃあないでしょうか。

 アン・ハサウェイもかわいいですしね。この映画はほぼすべてのシーンでアン・ハサウェイが出ていて、アップで映っているシーンも多いので、アン・ハサウェイが好きな人ならそれだけである程度の満足を得られる映画です。この人と、スカーレット・ヨハンソンと、ケイト・ウィンスレットは出てるだけで見ようかなと思ってしまう女優ですね。

 評価(★×10で満点):★★★★★★

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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