10/10 パ F3-9M☆ セ ☆G3-2T
ナイターとデーゲームに分かれていたので二試合ともほぼ視聴することができました。セ・リーグは2位巨人が先勝。押し出しサヨナラという阪神にとっては何とも苦い結末になってしまいました。しかも押し出したのが高宮という…。オスンファンの不在は相当痛いですね。自らのミスで失点した藤浪は打線に救われたものの、中継ぎ陣を攻めきれなかったことも響きました。
パ・リーグはロッテが終盤の勢いそのままに圧勝。大谷は登板間隔が空きすぎて試合中に修正しきれなかったのでしょうか。ロッテは相手の勝ちパターンから得点し、逆に日ハムは相手ブルペン陣を打てませんでした。この継投が、明日以降にどう響くか。二年目石川の好投、助っ人クルーズの大活躍、そして福浦・今江などのベテラン陣がしっかり仕事をするという構図も、5年おきの下剋上に向け期待が高まります。
10/11 パ ☆F4-2M☆ セ ☆G2-4T☆
今日はどちらもデーゲーム。セ・リーグの一球速報を気にしつつ、中継画面はパ・リーグに。ロッテが先制、勝ち越し、あとは勝ちパターンにまかせてこのままいくかと思いきや、そこは日ハムも上位の意地、8回に大谷を攻め一気呵成の逆転劇を見せました。CSはこうでなくちゃ。愉快なTシャツでお立ち台に現われたレアードには、今シーズンオリックスはもう勘弁してくださいというほど打たれましたが(.301/9本)、見事な活躍ぶりと人気ぶりです。来年もいるのね…。
一方セ・リーグ。菅野の乱調で阪神が優位に試合を進めました。大和の守備も輝きましたが、鳥谷出塁後のゴメス・マートンというここしかない得点パターンを基本に戻って決められたのも大きかったと思います。
これで両リーグとも星は五分。何の予定もない三連休、野球が楽しませてくれます。
これまでCS1stは先勝したチームが勝ち上がる確率が圧倒的に高いのですが、さて今年はどうなるか。
10/12 パ ☆F1-2M☆☆ セ ☆☆G3-1T☆
実に5年連続で3位チームが勝ち上がっているパ・リーグの1stステージ。そのジンクスはまだ続きます。
お立ち台こそ、有原の初球を逃さずバックスクリーンまで叩きこんだデスパイネが上がりましたが、そのデスパイネと伊東監督が揃って名前をあげた涌井こそ、今日の主役そのものでした。中5日で143球。涌井といえばまだ西武に在籍していた2011年のCS、杉内と投げ合いともに延長10回、127球で降板した試合を思い出しますが、この日もそれを思い起こさせる粘投、熱投、激投でした。再三のピンチを凌いでわずか1失点の貴重な勝ち星。やはりロッテのエースは涌井であり、本人もその覚悟と矜持を守っているからこそ、アクシデントのあとも顔色変えずマウンドに立ち続けたのでしょう。それでも審判の判定にめずらしく反応を見せたり、降板後タオルをかぶってうつむいていたりする姿は、この一戦にかける強い思いを感じました。あとを登板した松永も、しっかりとバトンを引き継いだと思います。大谷は不運な当たりがあり内が回またぎすることになりましたが、画面からも気合いが伝わってきました。無責任な他球団ファンの期待を裏切らず、下剋上を成したロッテ。さあ、福岡へ。最後の鷹狩りを見せていただきましょう。
一方、セ・リーグは順当に巨人が勝ち抜け。実質安定感のある先発が藤浪とメッセンジャーしかいない阪神と、菅野が倒れてもポレダのいる巨人との差だったでしょうか。最後はちょこっと関本が見たかったですがね。さあ、巨人は貴重な先発3人を欠いて、小川・石川ら擁するヤクルトと対戦しなくてはならなくなりました。短期決戦慣れしていない真中ヤクルトが、百戦錬磨の原巨人軍をどう迎えるか。これまた見もののファイナルステージです。
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