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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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☆☆☆GvsE☆☆☆☆
1戦目、則本で落とした時は「あー。これは、巨人有利だ。日本一は4-1で巨人だな」と考えてしまいました。まさかここまで楽天投手陣がふんばり、巨人の最強打線が冷え冷えになっているとは…。いやもう楽天の底力には脱帽です。

だからこそ、6戦目の田中で決まりと思っていたのですが、野球はわからないものです。辛島やレイを打てない巨人打線が、今年不沈艦とまでいわしめた文句なし沢村賞の田中をメッタ打ちにするとは、誰が予想したでしょうか。 やはりリーグ優勝からCSと、先発・リリーフでフル回転したツケがきてしまったのでしょうか。
それに加えて、守備の要である二塁手・藤田が死球の影響で万全ではないとなると、抜群のコントロールで野手の正面に打ち取るいつもの策よりも、三振を取りに行きたくなるのはわかります。しかし序盤からスプリットを多用し握力がなくなったのか失投を仕留められるようになると、直球に切り替えるも高橋由に三球勝負を挑んで打たれるという結果では、最強巨人打線を相手にいくらなんでも極端すぎやしないかいと嶋にツッコミを入れたくなってしまいます。あとこれは大きな声では言えませんが、審判が辛かったですね。ペナント中ストライクと判定されていた球がボールにされていたり、ハーフスイングに甘いような気がしてね。いや、Kスタ&先発田中の状況に限っていうとね。
それでも田中に160球を投げ切らせたことで、巨人は流れを完全にモノにすることができませんでした。

MVPを獲得したのは、まさかの、と言ってしまうと失礼ですが、美馬。彼が巨人打線を完全に封じこのシリーズ2勝するとは、これまた誰が予想したでしょうか。ソフトバンクとオリックスにしか通用しないと思っていたよ…。怪我明けなので早めの継投は予想の範疇でしたが、レイと斎藤で〆ると想像していました。まさかの則本、まさかの田中。星野監督は演出家ですな~。

内海も先発2回に中2日で中継ぎと、フル回転。エースとしての矜持を示しました。驚くべきは菅野。ルーキーらしからぬ強心臓で持ち前の実力を十二分に発揮しました。第2戦の相手が田中でなければ2勝していたかもしれません。
王者にふさわしい風格を備えた巨人軍といえど、楽天の徹底した阿部封じと坂本の長引く不調が痛かったです。安定感のあるスコット鉄(太郎は落選)に、寺内のようなエースキラーの登場と光明は見えていたのに、生かしきれませんでした。
巨人が全国的にヒール扱いされる日が来ようとは思いもしませんでしたが、セリーグ王者の座は、当分揺るぎなさそうです。

それにしても、ことあるごとにオリックスと近鉄の合併であぶれた選手たちから始まったなどと、楽天とオリックスを比較して、オリックスがいい選手を総取りしたんじゃないのかよー楽天が先に優勝するなんてオリックスは何やってんだよーと的外れな批判をされるのには歯がゆい思いをさせられます。今の楽天とオリックスのありかたを見ていると、ゼロから始まって最初はつらい思いをしたかもしれませんが、しがらみのない楽天はOBにこだわらずコーチを集めることができますし、最初の選手たちが実力で劣っていたからこそ血の入れ替えも容易に行えました。おまけに星野監督が就任したことで、メジャー帰りの松井や、大物のAJなどさまざまな選手たちを入団させることができましたし、、日本生命絡みのいわくつきだった則本を2位指名できたのも彼の力が働いているのではないかと邪推してしまいますし、それに何といっても運といってしまえばそれまでですが、すばらしいクジ運に恵まれていますし…。

まあ…やっぱり、自分の応援するチームが日本一になるところを、一度は見てみたいですね…。
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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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