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最近野球賭博が流行っていますね。
この博打、他の博打と同じく勝つチームを当てるのですが、サッカーくじなどの単純なものと異なり、「ハンデ」というものが存在します。この「ハンデ」はとても特殊で、プロ野球チームが戦うのに対して弱いと思われるチームにあらかじめ点数を与えられるのです。もちろん同じ顔合わせの戦いでも、先発投手、先発オーダーなどによってこのハンデは変化します。
例えば阪神対巨人で阪神に2のハンデがついていたとしたら、阪神に賭けた人は阪神が1点差で勝っても負けになります。2点差勝ちでも勝負なしです。もちろん巨人に賭けた人は巨人が勝ったら勝ちで、たとえ巨人が1点差で負けても勝ちになります。実際はこのハンデはもっと細かいですが。
テラ銭は勝ち金の1割です。だから競馬(控除率25%)よりかなり良心的ですし、一見割のいい博打に見えるのですが、このハンデがクセ者なのでしょう。このハンデ師はかなりの腕があると思いますね。噂によると複数のプロ野球OBがハンデ師に情報を流しているらしいですが。
さて、では、恒例のオリックスの話です。今回はある野球賭博のハンデ師から見たオリックスです。オリックスは交流戦を最後3連勝して見事優勝して(交流戦のチーム打率は12球団1位)、リーグ戦に戻って最初の戦いは日ハムとの3連戦でしたね。日ハムは交流戦の最後の方は勝ったり負けたりで、リーグの順位も最下位のまま。おまけに初戦の予告先発はオリックスが金子、日本ハムが糸数です。これはオリックスがかなりのハンデを背負うだろうと思いきや、実際のハンデは
オリックス 0.7
でした。思ったより少ないです。しかし結果は日本ハムが勝ちましたので、オリックスに賭けていたら問答無用の負けです。これはたぶん多くの人がオリックスに賭けて涙を飲んだでしょう。
第2戦の予告先発はオリックスが山省で日本ハムがダルビッシュ。これは日本ハムが明らかに有利なのはハンデ師も分かっていたらしく
日本ハム 1半3
でした。ちなみに1半3と1.3は全然違います。日本ハムに10000円賭けたとして
ハンデ1.3→1点差勝ち…3000円負け 2点差勝ち…丸勝ち
ハンデ1半3→1点差勝ち…丸負け 2点差勝ち…7000円勝ち
まあ簡単に言うとかなり大きなハンデが日本ハムにつけられたということです。結果は日本ハムが3対1と2点差で勝っているので、まさに絶妙のハンデです。やはりダルビッシュならこのハンデでも日本ハムに賭けなければいけないのでしょう。
第3戦の予告先発はオリックスが近藤で日本ハムがケッペル。この試合のハンデは
日本ハム 1.3
でした。どうもハンデ師は糸数と金子の差よりケッペルと近藤の差の方が大きいと考えているようです。結果は日本ハムの大勝です。
次にオリックスはロッテと二戦しますが、第1戦の先発はオリックスが木佐貫でロッテが吉見。この試合のハンデはなんと
ロッテ 0.3
これはいくら何でもオリックスをナメすぎだと思いますね。結果はオリックスが圧勝しましたが。
第2戦の予告先発はオリックスが金子でロッテが渡辺俊介。ここは
ロッテ 0.5
でした。これは逆にもっとロッテがハンデを背負うべきだろうと思うのですが、どうでしょうかね。結果も金子がハンデ師の予想以上に脆くロッテが4点差で勝っていますし。
そして今日の西武戦。オリックスが山省で西武が涌井。ハンデは
西武 1.7
でした。まあいいところでしょう。西武が勝ちました。
ここまでで何が言いたかったかと言うと、交流戦明けの6試合で、オリックスは1勝5敗の成績でしたが、ハンデ師はこの6戦でオリックスにハンデをつけたのは1回だけで、相手チームに5回ハンデを付けています。つまり1勝5敗と見ているのです。(ハンデ師は日本ハムに1勝2敗、ロッテに2敗と読んでいたようですが)。つまりオリックスの今の成績はハンデ師の見立て通りだということになります。
ちなみにこのハンデ師は交流戦ではオリックスにハンデを13回つけて、相手チームに6回しかつけていませんので(他は0-0かデータなし)、オリックスの交流戦の成績16勝8敗とほぼ勝率は一致しますし、これもまったくもってハンデ師の見立て通りです。
だから交流戦がまぐれとかどんでんの采配が狂ってるとか2ちゃんねる等ではしょうもない意見が色々ありますが、ハンデ師の目を信用するなら、オリックスは交流戦もリーグ戦もしっかり実力通り戦っているということです。
オリックスがセリーグに行ったら間違いなくAクラスを争えるのですが…。