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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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原作者・川原泉。

全国的に有名ではないでしょう。知る人ぞ知る、と言ったところでしょうか。

ジャンル分けすると少女漫画になるのでしょうが、少年が読んでも青年が読んでもおもしろい、と言う人は言うであろう、

そして何年経ってもきっと本棚に残るであろう作品を描く人です。

独特の展開、独特の笑い、独特の感動。

だから、映像化には無理があるのでは・・・と思っていました。

このお話の原作は読んだことはないのですが、川原泉の雰囲気を出そうとがんばって、撃沈したという感じ。

もちろん漫画と映画は別モノですから、遊ぶところはとことん遊んでもいいと思うのですが、どーも狙いは原作ファンではなく、若手女優を好きな男性だったのですかね。

あの制服。お嬢様学校とは思えませんね。背中の開き具合、胸の谷間の見え具合、ありえねーだろ!

主人公の兄の婚約者。こちらも良家の子女という設定ながら、どこからどう見てもイイトコのお嬢様には見えない菊池凛子。しかも、シャラポワな胸元に目が行ってしゃーない。ありえねーだろ!

と、ツッコミドコロ満載で、ただでさえ破天荒なストーリーに集中できず、ついていけませんでした。

最後のアクションは上野樹里はじめ、売り出し中の若手3人が頑張っていたと思います。

あとボケた兄貴の伊勢谷友介も2枚目半役を好演していました。

最後の場面はジーンとするところですが、自他ともに認める兄妹ネタ大好きヤスオーほどには感動しませんでしたね。

評価:★★☆☆(2.5)

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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