ハード キャンディ／ブレイブストーリー

『ハード　キャンディ』

出会い系チャットで知り合った女の子に追い詰められていく男性の恐怖を描いた作品です。

いかにも新鋭の作品といった、

狭い世界＆限られた登場人物による、心理戦＆ラストの読めない展開の映画です。

こういう手法は、バクチですね。

ものすごくおもしろいか、わけがわからないか、どちらかです。

こちらは後者です。

ハラハラしたのは最初だけ。途中からついていけなくなりました。

結局、少女の目的は不透明なままだし、結末も釈然としない。

私の観方が浅いのだろうか・・・。

とりあえず、監督の色彩感覚が優れているのはよくわかりました。

最近の映画におけるシーンは、もはやひとつひとつがキャンバスですね。

評価：★★☆☆☆

 

『ブレイブストーリー』

話題になったのは、宮部みゆきの原作よりも、声優なのでは。

最近のアニメ映画は、どうして芸能人を使うのでしょう。

オタク色を払拭したいのでしょうか。

木村拓哉や岡本綾のように、「意外によかった」という人は少ないです。

主役の少年を演じた松たか子は、男の子にしては高いかな、という箇所もちらほらありましたが、

まあまあです。

逆に、ウェンツ瑛士と常盤貴子はダメでした。

インパルスの板倉に至っては、脇役なんですが、もう最悪ですねー。

芸人としては大好きなんですけどね。

脇くらい、ちゃんと訓練を積んだプロで固めたほうがいいと思います。

かんじんのストーリーですが、

途中まではだらだらしていたのに、後半になって急展開。

原作をはしょりすぎでしょう。

宝玉を集めるという、ドラゴンボールみたいなネタは、

いろんな人物、世界、波瀾万丈があっておもしろいのに、

いきなり集まっちゃ興ざめでしょう。

この世界観、映画には無理があったのでは？

子ども向けならば、これもいいのかもしれませんけどね。

評価：★★★☆☆