忍者ブログ
おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

島田さんではありませんが、引っ越しました。
まだ慣れません。
近くに大きな神社があります。
秋にはお祭りがあるようです。
行ってみようっと。

PR

雨の京都はさまがわり。
あたらしいお店で疲れた足をひとやすみ。
カプチーノでほっこりしたら、おみやげ抱えて、あたらしい思い出と一緒に帰ろう。

朝は男女入れ替えのお風呂へ行ったあと、朝食をいただきました。

一杯の茶がゆにご飯とおみそ汁、そして卵はご飯にかけてもヨシ、陶板で焼いてもヨシ(もちろん焼く)。おかずもおいしいし、りんごのコンポートがついていたのが個人的にツボでした。

そして宿周りのお散歩へ。

 

ホテルの裏には「野猿」があります。のざるではなくやえんです。

人力ロープウェーのようなもので、橋のない川を渡る際に使用されたものだそうです。

もちろん乗れますが・・・。

 

うん、やめておこう。

 

反対側へまわると、トンネルがあります。

130316_085802.jpg

 

 

 

 

 

 

横の「まむし注意」の看板も気になるところですが、このトンネル、ぽたぽたと水が垂れて今にも幽霊かストーカーの現れそうな内部でした。

走って抜けてしばし歩くと、

130316_085455.jpg

 

 

 

 

つり橋です。

谷瀬の橋ほどではありませんが、けっこうな高さと長さです。

もちろん渡らない手はないでしょう。と、踏み出してみましたが、

130316_085044.jpg

 

 

 

 

・・・怖い。

なかばで後悔しましたが、足を止めると動けなくなってしまいそうなので、早足で一気に歩き抜けました。

周囲には誰もおらず、後ろからドーンとされたら絶対に終わりだ・・・そんなことをイロイロ考えると怖くなってしまいました。といっても下の川原ではトラックやショベルカーががーがー動いていたのですが。そしてなにげにいちばん怖かったのが、真下をトラックが通りぬけた時でした。10mといえば板飛び込みの高さですが、この高さからよく飛び降りてクルクルできるものです。

 

渡った先には、

130316_084919.jpg

 

 

 

 

「果無集落(はてなししゅうらく)」への案内板が。素敵な名前の、とてもきれいな景色が見られる集落への行き道です。行ってみたいところですが、時間がないので今回は断念。しかし次こそは必ずやチャレンジを・・・。

 

130316_084944.jpg

 

 

 

 

 

 

ぜいぜい。また帰るのか・・・。またも一気に通り抜け。渡り終わると、足がガクガクでした。やめときゃよかったー(泣)

 

気つけのため、ロビーの売店でジュースを買いました。

130316_093232.jpg

 

 

 

 

 

 

北山村名産の「じゃばら」を使用したものです。あまずっぱくて、美味でした。

130316_093559.jpg

 

 

 

 

 

 

 

チェックアウトして、今度は八木行きのバスに乗ります。

行先は、行き道通りすぎた十津川村役場。

バス停を降りて歩くとほどなく、滝の音と硫黄のにおいが。

130316_113709.jpg

 

 

 

 

十津川温泉のあとは、湯泉地温泉。朝風呂したところですが、公衆浴場「滝の湯」。

が、内風呂があっつい! 源泉かけ流しあつい! すぐに出て露天風呂へ。ドアを開けて階段を降りて・・・結構歩きます。いっきに湯ざめします。

その名のとおり、露天風呂から滝が見え・・・のぞきこめば、見えます。

こちらはほどよい温度。のびのびじっくり、あたたまりました。

 

温泉を出て、役場の向かいの民俗資料館へ。

130316_121144.jpg

 

 

 

 

 

ちなみに、十津川村には信号機が2か所しかないそうです。その貴重な信号のひとつ。

 

十津川村の歴史は、ちょっと不思議です。

辺境にありながら、日本史の随所でその名をみせます。

有名なのは幕末、天誅組の変や坂本竜馬の暗殺犯が「十津川郷士」を名乗ったことなどですが、他にも佐久間信盛・楠正勝の墓所やこの地に難を逃れた護良親王の歌碑もあります。

武にたけ、義にあつい、十津川の歴史を築いたいにしえの人びと。

果てなき時間を語る史料の数々をじっくりと眺めながら、その足跡をたどってみるのも面白いと感じました。

 

バスの時刻表はこんな感じ。

130316_102829.jpg

 

 

 

 

 

 

乗り遅れたら大変です。しかしまだちょっと時間があるので、道の駅でおみやげを買うことに。

まずはせっけん。

130316_172845.jpg

 

 

 

 

 

ゆずの香りもあります。

それから、昨日の夕食でとりこにされたゆべしときのこ。

十津川のきのこはでかいんです!

130317_184830.jpg

 

 

 

 

外はお天気。

130316_103119.jpg

 

 

 

 

 

季節は春、うららかな陽ざしの下にいると、つい食べたくなるのが・・・。

130316_122806.jpg

 

 

 

 

 

アイス~。とうもろこしなんて、めずらしい。

明治時代、大水害で被災した十津川の人たちが、新天地を求めて北海道に渡りました。彼らが新しく作った村が新十津川村。今でも交流があるそうで、村章は同じものを使用しているそうです。

 

バスが来ました。ここからまた3時間。電車を乗り継いで、奈良に帰ります。

あー、楽しかった。十津川は魅力のあふれた町です。まさに「ココロとカラダを癒す旅」! 急きょ思い立たなかったら、割引使えたのに~。

次もまたバスで行こうか、思い切って車で行ってみようか・・・。

早くも、再び歴史と緑の深い温泉地へ再訪することを考えてばかりです。

行ってみたいな~と思いつつ、その遠さになかなか腰の上がらなかった十津川温泉。

数年ぶりに、訪れてみました!

 

十津川といえば、「秘境」とも呼ばれる奈良の最果て。

数年前、日帰りバスツアーでつり橋と温泉に行ったものの、自力で行くには電車とバスを乗りつがなければなりません。

所要時間、計算すること6時間。・・・。

東京に行くほうが近いやないかい!

 

でもでも、源泉かけ流しの魅力には勝てません。

少しでも乗り遅れると即アウトの秘境へ、いざ出立!

 

まずはJRで五条へ。万葉まほろば線経由で和歌山線に乗るのははじめてです。

しかし、到着前に思わぬ事態が。

なにげなく聞き流していた車両アナウンス。「和歌山線ではICOCAは使用できません」・・・。

(;゚Д゚)

普段ICOCAで行動している私、もちろん奈良駅ではピッと鳴らして入場しました。

しかも、五条から乗るバスも当然ICOCAで払うつもりでした。わざわざ奈良交通に電話で「八木新宮線はICOCA使えますか?」と問い合わせまでしました。そのために5000円もチャージしました。

あわてて停車中の運転席(ワンマン)へ走る私。

「あ~では証明書を書きますので、これを見せて取り消ししてもらってください」「五条駅でできますか?」「和歌山線ではICOCAは使えませんので取り消しもできません(キッパリ)」

(;゚Д゚) ・・・バスどころか、明日もICOCA使えんやん・・・。チャージしたのに・・・5000円も・・・。

というわけで、その場で電車賃を払うことになりました。念のため1000円札をたくさん用意しておいてよかった・・・。

まだあったのか、ICOCAの使えない駅が。

五条で降りて、イオンまで歩き昼食と買い物をすませ、すぐ隣の五條バスセンターでバスを待ちます。

乗車するのは奈良交通の八木新宮線、近鉄八木駅から和歌山の新宮駅まで6時間30分かけて走る日本一長い路線バスです。

普通の路線バスと違って座席は観光バス風の長旅仕様。ICOCAが使えないため(泣)整理券を取って座ります。乗客は10数人でしょうか。皆観光客のようです。

整理番号といえば、普通の路線バスはデジタル表示なのですが、この八木新宮線の整理番号は1から109まであるため、モニター画面で30番ずつ表示されるようになっています。横には次の停留所や、主な停留所までの所要時間も映しだされ、有名な観光地の手前では「○○は次の停留所で・・・」などと教えてくれる、親切な路線バスです。車内が騒がしいとアナウンスが聞こえなかったりするので、すべてのバスがこうなればいいのになあ。

五條バスセンターを出発してしばらくすると、賀名生(あのう)梅林が見えてきます。窓が開いていれば、きっと爽やかな香りが漂ってくるであろう山腹を覆うばかりの梅の数です。お天気の午後、多くの花見客が歩いていました。月ヶ瀬も良いですが、こちらの梅も観がいがありそうです。

 

風景は次第に山深く、坂道をくねくねと登ります。

眼下には色濃い水をたたえるダム。

利用する人がいるのだろうかと不思議なほどに山道に突如として現れる色あせたバス停をいくつも通過し、バスがひた走るのは168号線。

鉄道が通らない十津川へのアクセスは、この国道のみとなります。

2年前の台風12号は紀伊半島に甚大な被害をもたらし、幹線道路が遮断された十津川村は一時期全村孤立してしまいました。

道すがら、「がんばろう!」の幕をいくつも目にしました。

復旧工事は今もなお、続いています。

 

五條バスセンターを出発すること、1時間半。

上野地というバス停で、トイレ休憩が入ります(ちなみに最初の休憩は五條バスセンター)。

ここは有名な谷瀬のつり橋があるところ。20分もあるということで、行ってみました

130315_144706.jpg

 

 

 

 

 

 

渡ると帰ってこられないかもしれないので、眺めるだけ。

130315_144802.jpg

 

 

 

 

以前渡った時は、ぐらんぐらん揺れて、怖かったです。『探偵! ナイトスクープ』では地元のおっちゃんが単車で渡っていましたが、今でも地元の人はバイクや自転車で渡っているのでしょうか。

 

谷瀬のつり橋といえばもう十津川ジャン! と思いきや、バスはまだまだ走ります。なにせ十津川村は日本でいちばん広い村。

次の休憩地である十津川温泉には、1時間もかかりました。

眠気に負けてうたたねしてしまっていた私は寝ぼけたまま降車し、そばの商店で雑誌とジュースを買ってしまうという愚行を犯してしまいました。ちなみに目的地はあと5分。

 

ようやく、着きました。

トンネルを抜けると、今宵の宿であるホテル昴です。

 

130316_084318.jpg

 

 

 

 

家を出たのが10時半、到着は16時半。ホントに6時間かかりました・・・。

 

さて、夕食まで何をするかといえば。もちろん、温泉です。

ただし、プールです。

なんと! 温泉水をひきこんだプール! 100%源泉かけ流しをうたう十津川、なんて贅沢な!

オフシーズンだけあってガラガラ。ひさしぶりに、ちゃんと泳ぎました。しかし、体力なくなったな・・・。25m何本も泳ぎきれないとは・・・。あとケチらずゴーグルを借りるべきでした。

 

30分もしないうちにバテたので、ご飯を食べに向かいました。

夕食つきのコースではないので、レストランにて「とつかわ御膳」を注文。

130315_181046.jpg

 

 

 

 

 130315_181204.jpg

 

 

 

 

 

きのこがでかい!

130315_181111.jpg

 

 

 

 

十津川名物という「むこだまし」が付いていなかったのが残念ですが・・・。

チーズの上のゆべしにびっくり。これがウマイ! 絶対買って帰ろうと決めました。

これでもうお腹いっぱい、大満足!

 

そして今度はお風呂へ。露天風呂では夜空を眺めながらのーんびり。満天の星空・・・というわけにはいきませんでしたが、ひとすじキラリと見えたのは流れ星?

陶器風呂はお椀のかたちで、思わず「オイ、キタロウ!」とつぶやきたくなります。お湯はちょっとヌルリとしていて、いかにもお肌にききそう。実際、花粉と黄砂でやられぎみだった身体の炎症がキレイにおさまりました! ビバ温泉効果!

 

そしてこのプランは夕食別のため、「夜食」が付いています。

130315_184009.jpg

 

 

 

 

缶ビールまで!

おにぎりは翌日のお昼ごはんとなりました。

 

今年も初詣は春日大社へ。

ちょうど十日戎と重なったせいか、お正月気分もかなり遠のいた日であったにもかかわらず人出がありました。

 

ウチは商売をしているわけではないので、笹はもらわず。

笹だけもらっても仕方ないしな・・・。

ローカルテレビでトミーズ雅も言っていましたが、はだかの笹(¥0)だけ持って歩くのは恥ずかしいのです。だから飾りをゴテゴテ買ってしまい、出費がかさばるのです。商売繁盛するのはえべっさんのほうです。

お参りと厄払いとおみくじを。

 

「 大 吉 」

でした。

 

昨年は凶だったんだよなあ・・・よかった・・・(T_T)

お守りもラベンダーで素敵な色でした。

 

しかし寒かった。

あの三条通りの上り坂と、長い参道のダブルパンチは衰えた身体には厳しく、家に帰り着くとグッタリでした。

運動しなきゃ・・・。

カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
ブログ内検索
バーコード
ATOM  
ATOM 
RSS  
RSS 
Copyright ©   風花の庭   All Rights Reserved
Design by MMIT  Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]