忍者ブログ
おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨年から、突如としてラグビーに興味を持ち始めました。

あいかわらず、ルールを勉強する気はまるでありませんから、近鉄電車ですぐの花園ラグビー場へ向かうこともなく、こたつでぬくぬくテレビでよくわかる解説つきの観戦です。

 

決勝は地元大阪・常翔学園vs奈良が誇る公立の雄・御所実業。

前評判で圧倒的有利だった常翔が、開始直後10点を入れた時には、ああやっぱりかなわないか、とあきらめ半分でしたが、それから落ち着きを取り戻した御所フィフティーンが代名詞の強固なディフェンスとモール攻撃で逆転した時には身体に力が入りすぎて歯が折れそうでした。

御所実が試合の流れをつかんだかと思ったのもわずかのこと。間隙を縫うように、韋駄天が芝生を蹴って再逆転のトライ。これで落ち着きを取り戻した常翔はそれからも徹底的に攻め続け、歓喜のノーサイドを迎えました。

女神の祝福を受けたのは伝統を誇る紺と赤のユニフォーム。NZの最強チームを思わせる漆黒の要塞がつかみかけた勝利はするりと抜けていきました。

 

ラグビーには、野球における一発逆転ホームランのような「番狂わせ」がないといいます。

各都道府県の代表が争う全国大会でさえ、100点差ゲームはめずらしくありません。地域差の高低はいかんともしがたく、大阪や九州のような強豪校ひしめく地域もあれば、地区予選初戦が決勝という場所もあります。途上地域では練習試合を組むことも難しく、ましてや資金の少ない公立校であれば、切磋琢磨しての底上げもままならない状況でしょう。それが出場校の固定化、人員の集中という悪循環を招き、なかなか野球やサッカーのように全国的な部活動として浸透しない現実があります。

そんな中での御所実の健闘には、ラグビーをメジャースポーツに押し上げる一縷の可能性を見出せた気がします。

もちろん公立といっても強豪校ゆえに各地から越境入学してくる生徒もいるわけですが、伏見工や大分舞鶴も同様、公立校でも私学と互角に戦える・・・高校野球であればもっとも好かれるパターンです。

またフィジカルで劣る常翔に懸命なディフェンスで耐えに耐え、相手のミスからチャンスにつなげる・・・日本が世界で戦う時に、どんなスポーツにおいてもみられる戦い方のひとつです。日本人が大好きなやつです。

2019年、日本で開催されるワールドカップを盛り上げるために、これを利用しない手はない! ・・・かもしれない!

 

どうしても報道は同時期に行われている高校サッカーに向けられがちですが、ぜひラグビーをもっと大きく取り上げて、世界で戦えるナショナルチームを作り上げていってほしいと思います。

PR

今年も朝から中継終了まで観戦しました。

同じようにハマっている日本人は少なくないようです。あいかわらず、高視聴率ですね。

 

さて、応援していた優勝候補の駒澤大学は往路で出遅れ、総合3位に終わってしまいました。復路優勝だけに、もったいなかったです。千葉・上野が抜ける来年以降、戦力の底上げは可能なのでしょうか。

日体大の服部主将は昨年印象に残ったランナーですが、山登りに抜擢されたと聞いて最初は驚きました。しかしその走りは圧巻でした。みるみるトップを行く東洋大に追いつき、先頭を争った早稲田大を置き去りにし、記録的な強風にも負けず安定した力強いピッチを刻んで真っ先にゴールテープを切りました。最初は「こんなに飛ばして大丈夫? 瀬古さんが言うように、早大のランナーのほうが落ち着いていない?」と瀬古さんの適当な愛校心あふれる解説に騙されてしまいましたが、いやはやおそれいりました。監督は昨年レース終了後、即座に服部選手のキャプテン就任と5区担当を決断したそうですが、その慧眼たるや見事なものです。

昨年の惨敗から改革を掲げ、伏兵といえば失礼ながら、およそノーマークだったチームの一丸となって勝ち取った総合優勝。何度も胸の大学名を指しながらゴールしたアンカーの4年生の笑顔に、伝統の重みと襷にかける誇りを感じました。

 

今年も印象的な場面が多くありました。ランナーを蛇行させるほどの強風、5区では二校も棄権が出てしまいました。その山登りで新星の出現を予感させたのは法政大の関口選手。ビックリするようなめずらしい走法からまさかの疾走。久しぶりのシード獲得に、ゴール後の選手たちの歓喜が印象的でした。

早大と帝京大のゴール前の長々とした駆け引きも、興味深かったです。渡辺監督もよほど悔しかったのか、レース後の総括でちょっと皮肉を口走ってしまいましたね・・・。

「柏原が抜けたから弱くなったと思われたくない」という選手たちの痛切な声が聞こえてきそうな東洋大の総合2位も、立派な結果だと思います。しかし常勝の味を知り尽くしてしまった今の選手たちは、それでは満足できないのかな。胸を張ってゴールしてほしかったです。

毎年思いますが、上武大の監督はいつも伴走車から選手を思いやる声かけをしているのが印象深く残ります。「ありがとう」と言われた選手はきっと満ち足りた思いで襷を渡すのだろうなあ、と。ようやく箱根常連に名を連ねながらなかなかシードを獲得できません。あの監督のもとで走りたいと思う選手が増えてもいいのになあ。

 

まだ今年は始まったばかりなのに、ちょっと淋しい1月3日です。

2012年も残すところ、あとわずかとなりました。

その実感もなく、フワフワと曇り空の下を漂っています。

 

「金」の字のごとくキラキラと輝く日々もあったであろうに、

今はそれを回顧する心も身体も部屋すらも大掃除できないまま、「壊」れた箇所を修繕できずに年の瀬を迎えようとしています。

 

来る年は、なんて目標も手探りする力もまだないけれど。

少しは後退した足あとをもう一度なぞっていけるかな。

普段は面倒なのでシャワーですますことが多いのですが、寒くなってくると恋しくなるお風呂。

冷え体質に磨きがかかって、ようやく自覚するところまで来てしまったので、時々は湯船につかります。

そしてお風呂の友がやはり入浴剤。香りに癒されながら本を読むのが至福のとき。

 

ある日ドラッグストアで入浴剤を買いこんだ時、まぎれこんだのが「泡風呂」の素。

「泡風呂といえば洋画でヒロインがモコモコになっているやつか・・・家でもできるのかな・・・」

説明書を読みながら浴槽にお湯をはり、シャワーで泡立てます。面倒です。

それでも数分後、浴槽にもっこもこの泡が立ちました。

「おお~映画そのもの!」

入ってみると、あわあわが気持ちいい! 包まれて癒される感じ。

はちみつ入りで、お肌もしっとりです。

本は読みにくかったですが・・・。

で、ついつい買い込んでしまいました。

岡山駅に戻りましたが、帰阪するにはまだ早いな~と思い、後楽園に行くことにしました。

日本三名園、これでふたつめです。

 

いきなりツルがいました。

 

美しい池です。

121006_144121.jpg

 

 

 

 

 

 

 

不思議なかたちの窓が開いている廉池軒。お庭を一望できます。ぜーたくだなー。

121006_144510.jpg

 

 

 

 

 

 

 

唯心山の上から。

121006_144712.jpg

 

 

 

 

 

 

 

121006_144731.jpg

 

 

 

 

 

 

 

休憩所でもある流店。真ん中に水が流れています。ひんやりと涼しく、癒される音です。

121006_145308.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊勢物語にちなんだ八橋と菖蒲畑。季節でないのが残念。

121006_145518.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡山城が見えます。

121006_145940.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出口の先の売店では猫がお昼寝中。

121006_150429.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お城のほうから、何やらにぎやかな音楽が聞こえてきます。川沿いにはずらっと売店が並んで、なにやらお祭りのようです。

好奇心がかきたてられないわけはありません。

フラフラと入城してみました。

 

ドンドコにぎやかな音は天守閣の方角です。

と、と・・・。

その前に。

121006_151908.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いっぺん食べてみたかったんだよなあ。

121006_151335.jpg

 

 

 

 

 

 

 

B-1グランプリ受賞のひるぜん焼きそば!

甘辛い独特の味で、お肉も歯ごたえがありました。屋台の焼きそばとあなどるなかれ。もっぺん食べたくなる味です。

 

ようやく、音楽の出どころにたどりつきました。

121006_152237.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

太鼓でした。迫力満点!

カッコイイなあ、ストレス発散にもよさそう。

 

演奏が終わったので、天守閣に上ってみました。

そこからの眺め。

121006_153445.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スワンボートもいます。

121006_153617.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

秋の遠足、おしまい。

あー、楽しかった。

 

お土産。

121006_192420.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(岡山城下にあるユニークな文房具屋さん・富士商店のオリジナルノート)

121006_192236.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ、ご当地ソフトクリーム、食べてなかった・・・。

 
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
プロフィール
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
ブログ内検索
バーコード
ATOM  
ATOM 
RSS  
RSS 
Copyright ©   風花の庭   All Rights Reserved
Design by MMIT  Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]