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今日、母から突然メールが届きました。
実家で飼っている猫が弱って、もう危ないかもしれないと。
あわてて飛んで帰りました。
ミーコはもう19歳になるおじいちゃん猫です。
いやになるくらい元気な猫で、「いつまで生きるんだろうねえ」なんて笑っていたのに、
ちょっと認知症の兆候があるな、と感じはじめたのが数ヶ月前。
あれよあれよという間にやせ衰え、
ここ数日は立つこともできず、餌も口にせず排泄も止まったままだということです。
家に帰った私を見るなり、彼は「ニャー」とひと声鳴きました。
鳴く元気も失っていたはずなのに、私のことは覚えていてくれたらしい。
うれしくて悲しくて抱きしめた体は、8kgあった体重も半分ほどに減って、ごつごつしていました。
冬の夜、ふとんに招きいれて湯たんぽがわりにしたぬくもりも、
感じられず冷えていました。
両親は、明日とりあえず病院に連れていくけれど、つらい治療はさせたくないということです。
一日でも長く生きてほしい。
でも、苦しみは長引かせたくはない。
わかっているけど、わかりたくない。
彼が安らかになるためには、
先はひとつしかないこと。
その日は明日かもしれない、あさってかもしれない。
携帯電話が鳴らないことを、祈るばかりです。
追記:今日(10/30)再び母からメールが届きました。ミーコがヨロヨロしながらも自力でトイレに行ったとのことです。このまま元通りに戻るとは思えません。ですが、彼がまだ自力で立とうとする気力を持っていたことに驚き、そして感動を憶えました。彼はまだ生きていたいのだと。せめて、その思いだけは失わないでほしい。