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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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今年はねずみ年です。

漢字で書くと「子」です。

 

現代では名前に「子」のつく子どもは少ないと思いますが、

私の産まれた年にいちばん多かった名前は「陽子」でした。

高校の時は、クラスに「陽子ちゃん」が同音異字も含めると4、5人いて、

名字もつけて「○○のようこちゃん」と呼ばなくてはいけないので大変でした。

で、私はこの「陽子」も含めて「子」のつく名前にとても憧れていたのです。

「子」のつく友達は皆そろって、「こんな平凡な名前にしてほしくなかった」と言うのですが、

私からするとうらやましくて仕方ありませんでした。

本名を紹介すると、必ず「ええーっ!」と驚かれます(ちなみに「さや」ではありません)。

幼い頃から、必ず訊かれる名前の漢字と由来の説明がイヤでイヤで、

本気で改名を考えていました。

今は、親が信念を持ってつけてくれた名前なのだから、

一生つきあっていかなきゃなあと思うのですが、

もうちょっと応用の効く名前にしてほしかったというのは本音であります。

つまり、娘は結婚して名字が変わる可能性が大きいことを念頭に入れるべきではないかと思うのです。

今の名字はメチャメチャ語呂が悪いです。

 

それもイヤでイヤで、結婚する時はツレとなる人に、

「私が貴方の名字を名乗るより、貴方がウチの名字を名乗る方が響きがいいよ」

と言ったのですが、「婿養子みたいでみっともない」と即却下されました。

名字を変えるというのは、なにかと不便で、

カードやらパスポートやら、あちこち変更手続きをしないといけないのが大変でした。

パスポートなど、三年前に作ったばかりなのに、

また新規で全額払わないといけないのって、おかしくないですか。

会社でも、諸般の手続き上旧姓で通すことができず、

いちいち説明しないといけないのが苦痛でした。

そしてこれだけ犠牲を払って名字を変えているのに、

意識して呼び方を変えるのは面倒くさいとばかりに、

ずっと旧姓で呼び続ける人がいるのには腹がたちましたね。

これで離婚したらまた同じ手続きをしないといけないのかよと考えると、二の足を踏みます。

(↑踏んでいるわけではないけど・・・)

 

夫婦別姓の法律化は、家制度が浸透している日本では難しいでしょうけれど、

こういう問題をたやすく解決できる方法は、結局は誰かの我慢の上にしか成り立たないものなのでしょうか。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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