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ドラマニアのツレですが、
ドラだけでなく、藤子・F・不二雄全般が好きだったりします。
でも、『パーマン』は、そんなに好きではないらしいです。
主人公が「ヒーロー」だから。
藤子作品の登場人物は、たいてい不思議な能力や道具を使えたりしますが、
たいていその効力を有効に発揮できないんですよね。
ドラえもんは等身大の友達タイプロボットだし、
忍者ハットリくんはイマイチ存在意義がよくわからないし、
オバケのQちゃんに至っては食べるだけしか能がない。
だけど、パーマンはまぎれもなく正義の味方です。
主人公の須羽ミツオは骨身を削って昼夜問わず働いているにもかかわらず、
誰も正体を知らないから感謝してくれない。
我が身を嘆きながらも世のため人のため、
海の底へ潜って難破船をひきあげたり、水爆を宇宙へ運んだり。
これって、ダンディズムではありませんか?
ミツオの運命も悲しいですが、
いちばん悲しいのがコピーロボットです。
ロボットというだけで、かなり理不尽な扱いを受けます。
たまに反抗もするけれど、基本的には従順。
変身させられてミツオのかわりに宿題をやらされたり、ママに怒られたり、
ブツブツ文句を言いながらも従うところが泣かせます。
人格が発達しすぎると、ご主人様に下克上を働いたりするのでしょうが、
たぶんそういう発想がないのでしょう。
そんなコピーロボットを操るミツオも、
なかなか人を使うのがうまいなあと思います。
それも、ヒーローたるゆえんなのかもしれません。
「いちばん好きなキャラはのび太」というツレですから、
ヒーローパーマンは受けつけないのでしょうね。