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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『軍師官兵衛』
ひさびさのような気がする、男性主役の戦国ドラマ。
イケメンジャニーズと「ひらパー兄さん」とのギャップにも慣れてきた今日この頃の岡田くんですが、戦国好きならともかく一般的にはややマニアックにも思える黒田官兵衛という人物をどのように色づけしていくのか、よく知らない歴史の部分を理解していくのは非常に楽しみです。
オープニングではいきなり命の大切さを説く官兵衛が登場しました。震災などを経て、弱肉強食の戦国時代をストレートに表現するのは難しくなっているのかもしれません。現代人の感覚を持ち出して成功した歴史ドラマをあまり知らないのですが、せっかくの大河なのですから安易な描き方をせず、官兵衛という人間の生き様とさまざまな武将の悲喜こもごもを観せてくれるような、硬派な展開を期待して、この一年を楽しんでいきたいと思います。

『チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮』
あいかわらず、息ぴったりな白鳥・田口コンビな軽妙なやりとり。秘密のにおいぷんぷんな新キャラの面々。風光明媚な碧翠院。今回も初回からワクワクしながらの鑑賞でした。
原作はいまだ未読ですが、登場人物を女性キャラに変えたり、恋愛要素を入れたりしないのがこのシリーズの成功要因かなとも思います。シリーズごとのテーマも、作者が医者なだけあってその都度真に迫っており、深く考えさせられます。今回も終末期医療という人間の尊厳にかかわる問題を扱っていますが、作品がどのような答えを導いていくのかを見守っていこうと思います。
ただ、ついに「最終回は映画で!」パターンに入ってしまったのは非常に残念です…。

『医龍4』
チーム・バチスタと録画で続けてみると、どっちがどっちの病名やらわからなくなってきそう。佐々木蔵之助はこの間救命病棟で観たばかりだしなあ…。
回を重ねるたび、劇画調に磨きがかかっているように感じます。初回といえば「ハイ、難病患者が運びこまれてきた、どうしようどうしよう! ハイ、朝田先生登場! しかしまたもやオペの必要な患者が! 朝田先生も困った困った、ハイ、ここでチームドラゴン総登場! すごい、すごいわこの人たち、と驚くギャラリー! 治った治った、よかったよかった、しかしその頃アロワナの水槽ごしに野口がウフフ…」という、毎回このパターンなのですが、まるで時代劇を観ているかのようなこの安心感。杖をついている桜井院長がオペで立ちっぱなしなんて大丈夫かよ、とか、何度追いやられてもよみがえってくる野口は不死鳥かよ、とか、ツッコミドコロは満載なのですが、それすらどうでもよくなってくるのは良質なBGMにのせて迫力あるオペシーンが展開される演出と、完全に役になりきっている俳優陣のおかげでしょう。
3作目がイマイチだったので、今回は当初のスピード感を保っていってほしいと思います。
ミキちゃんはもう出てこないのかな…?
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さや
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自己紹介:
ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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