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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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9/13~14 vsF ○●
有原粉砕! しかも同期ルーキーの山福が3勝目GET! ディクソンに続くハムキラー登場です。打線もいい具合につながりを見せました。ナゼコレヲサイショカラ…。翌日は近藤をはじめ投手陣が玉砕。最後は増井から意地を見せたものの、すでに時遅しでした。1点差負けがまた増えた…。松葉・山田と左腕がいまいちひと皮むけませんね。点差があったとはいえ、小松がいい投球を見せたと思います。これでQVCに続き、札幌ドームでの試合も最後となりました。早いものです。

9/15~16 vsH ○●
M2で大阪へ乗り込んできたソフトバンク。胴上げ阻止でふたつとも勝つ、という福良監督代行の力強い言葉のもと、オリックスナインが奮起した一戦目。ディクソンはアップアップでしたが、相手の拙攻に助けられました。この勢いで連勝といきたいところでしたが、バンデンハーク相手に手も足も出ませんでした。唯一のチャンスであった5回、縞田と山崎に代打を出していれば…と一瞬考え、いやどの代打なら打てるというのだ、と我に返りました。そして9回、投手が交代した! 打てるかも! とわずかでも期待した自分が愚かだった。バンデン→サファテのリレーなぞ、結局サファテが9イニング投げたようなもんですがな。東明はソフトバンク打線相手に完投して2失点。松田の被弾はもったいなかったですが、この最”恐”打線相手にしっかり粘れたのですからたいしたもの。今年いちばん成長した選手です。
投手戦だったので試合終了後、ソフトバンクの選手もファンも残って日ハム-ロッテ戦の行方を見守りましたが、結局日ハムが勝利したことでマジックは1のまま、胴上げは本拠地へお預け。両試合の先発を見た時点で、「こらアカン!」と口走ってしまったのですが、思いのほか、ロッテの状態がよくなかったようですね…。
そして翌日、ソフトバンクはみずから勝つことで優勝を決めました。素直に賛辞をささげます。ただただ、強かった。お手上げです。しかしそのソフトバンクをロッテの次に負かしているという事実。来年こそは巨大な敵にリベンジです。

(結果)54勝74敗2分
谷が引退を決断しました。あと73本だった2000本安打へ未練はないとのこと。みずから二軍行きを志願していましたから、考えるところはあったのかもしれません。さっぱりとした引き際だったと思います。古巣とはいえオリックス時代の谷選手を目にした機会が少なかったため思い入れはあまりありませんでしたが、巨人時代、故木村選手の追悼試合での満塁ホームランとお立ち台での涙が印象に残っています。会見での晴れ晴れとした笑顔がさわやかでした。
そしてもうひとり、平野恵一も引退する報道がありました。正直、阪神時代はあまり好ましく思っていなかったのですが、あれこれあってオリックスに戻ってきてからは印象が変わりました。とくに昨年は、平野の存在なしには語れないでしょう。安達との二遊間は12球団トップのクオリティでしたが、その代償は大きく、足をひきずりながら出場している今年は見ていて痛々しく、だからこそ西野の活躍を喜んだものです。これで平野も治療に専念できる、と。しかし西野の台頭で、平野は逆に決意を固めたのかもしれません。
「本当はマンツーマンで教えてやりたい気持ちもある。でも、まだ早い。それをやるときは僕が辞めるときになってしまうから。ライバルと思って負けないようにやっていく」
平野には、西野や堤を立派な二塁手に育ててほしい。そう願います。
今年はいろいろな選手がユニフォームを脱ぐことになりました。斎藤隆、小笠原、和田、高橋尚典、朝倉、ひちょり、西口、木佐貫…。同世代から年下まで、活躍を目のあたりにしてきた選手たちのそれぞれの決断に、歳月のうつろいを感じて秋は毎年淋しくなります。


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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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