9/8~9 vsL ●○
岸から大量得点が望めないのはあたりまえ。しかし1-0で勝てる力がないのは、果たしてあたりまえなのでしょうか? 継投で逆転負け。今年何度も何度も見せられた敗戦パターンです。「1点じゃなかなか」という監督代行のコメントは、無失点でしのいだディクソン、打たれた平野の気持ちすらもないがしろにしているように感じます。
そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれたのが東明の完封劇。表情にも投球にも自信があふれていました。試合終了後のはればれとした笑顔とギャップありすぎ。NHKの実況にも朴訥で誠実な人柄を強調されて紹介されていました。これで公約達成ですね。浜ちゃん、淳、ダンス楽しみにしてるよー。
9/10~12 vsM ○●○
ずいぶんひさびさのように感じる連勝。ですが、松葉はやっぱり松葉だった。中継ぎで投げた時は、去年の松葉に戻ったと感じたのに、いったいどこへ行ってしまったのか…。代わりに中継ぎで輝きを取り戻したのが吉田。今までの吉田とは別人のように低めへパスパス投げ込んで勝ち星GET。最後は意識したのかピンチを招きましたが、井口と真っ向勝負で逃げ切りました(不振の井口に代打福浦であればどうなっていたかわかりませんが…)。一気呵成の攻撃は相手がミスで自滅した感がありますが、そこにつけこめないことも多かったので見ていて気持ちの良い逆転勝ちでした。糸井や岡田が好守備を連発したのは、先発がテンポ良い投球をしていたからもあるでしょう。しかし先発が苦しんでいるところを打線が助ける試合もあって良いはず。いくら病み上がりバリントンでも相手が藤岡ですから連勝は堅いと思っていたのですが、うまくいきませんね。好機を潰している間に相手が立ち直るといういつものパターンでした。勝ち越しの場面は、白仁田回またぎ以外の選択肢がなかったのかどうか疑問です。延長を見すえた終盤でつぎ込めない中継ぎを何人も置いておく必要がありますかね。さらに最後、西野を追いつめた場面で伊藤に代打小島という選択肢しか本当になかったのですかね。
そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれたのが西の粘りのピッチング。満塁で福浦を三振にしとめたストレートには気迫があふれていました。二桁勝利にかける思いも強いようです。金子を欠いた今、オリックスのエースは西勇輝。そういえば解説がピンチでマウンドに高山コーチが行った場面で「西に勇気を与える云々」のつぶやきを実況が華麗にスルーしていたのが印象的でした。しかし安達は極端だなあ。なぜもっと安定感のある打撃をしてくれないのだろう。あと、終盤のファースト守備緩め小島はもう結構です。牧田キラーであることと、快足の走塁には光るものがありますが、守備はつかないほうがいいです。
(結果)52勝72敗2分
どうやらまた5位に浮上したようですが、それよりも気になるのはソフトバンクが火・水の京セラオリックス戦で優勝が決まりそうだということです。また胴上げを見せられるのか…。孫オーナーも嬉々として観戦に来るだろうし、宮内さんお怒りになるだろうな…。まあ、選手たちは今年もしっかり目に焼きつけてこの悔しさを今度こそバネにしてほしいと思います。今のオリにできることといえば、M1の試合には勝って、日ハムの負けで優勝決定させることくらい…なんですが、可能だろうか。
パ・リーグ防御率ランキング2位が西、3位が東明。規定に満たないディクソンも含め、いろいろ惨憺たる今年でも先発防御率はソフトバンクに次ぐ2位なのです。あとは吉田や松葉が復活すれば、12球団一の先発陣となります。きっと金子も来期は開幕からバリバリ活躍してくれるはず。ここ最近のオリックスの代名詞は堅固な投手力。それは先発だけの力ではどうにもなりません。救援防御率は最下位! 来年はきちんと中継ぎを補強しブルペンを整備してくれることを願います。
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