忍者ブログ
おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『血と骨』

とても気分の悪い映画でした。

悪い意味でなく。

暴力も性描写もなにもかも、

これが実話であるということに、救いようのなさを感じる。

監督が観客にそう思わせたかったのなら、成功なのかも。

でも、小説で読みたかった。

どうしても、

残酷な人間を演じているビートたけし、

振り回される鈴木京香、

主人公に影響を与えたカッコイイ兄貴オダギリジョー、

にしか見えなくて。

あと、たけしの大阪弁がイマイチはまっていなかったのと、

体当たりの演技といわれた割に脱いでいない鈴木京香。

ああ彼女ランクではやっぱり脱げないだろうなあ、と、

のっけからいきなり現実に引き戻されてしまった・・・。

評価:★★★☆(3.3)

 

『リリイ・シュシュのすべて』

賛否つけがたい作品。

《賛》は、「映像がきれい」。

叙情性のある長閑な田園風景、

ワンカットずつ写真にしておさめたいくらい。

おそらく、物語とのギャップの演出なのでしょうね。

《否》はその物語。

中学生のリアルな現実を描いている・・・というけれど、

どこがリアルなんじゃい、って感じ。

結局、映画のために作り出したリアルっぽいリアルに過ぎない。

最近も、いじめが話題になっていて、いろんな人がその本質を探ろうとしている。

この映画でも、原因が生み出されて、結果(ラスト)がある。

だけど、リアルにはそんなもの、存在しないから。

監督がリアルを作り出したかったのなら失敗作。

映画としての題材のひとつと自覚しているのなら、いいのですが。

簡単に扱ってほしくないテーマです。

評価:★★☆☆(2.5)

PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ひさびさに熱く   *HOME*   調べ
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
ブログ内検索
バーコード
ATOM  
ATOM 
RSS  
RSS 
Copyright ©   風花の庭   All Rights Reserved
Design by MMIT  Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]