駅を出ると、出店が見えました。
近くの神社で行われている、夏祭り。
はじめて中に入りました。
意外に、大きな神社です。
唐揚げ、わたあめ、ふりふりポテトにみたらしだんご。
すきっ腹には刺激の強い、煙と香りが続きます。
山車が展示されていました。
秋にはだんじりが行われるそうです。
「500円、ねーねー500円、ちょーだーい!」
父親にまとわりつく男の子。
連れだって出店をのぞく少年たち。
浴衣の帯を気にする女の子。
自分の顔より大きなわたあめにかじりついて笑う子どもを見守るお母さん。
「なあ、祭り来いよ。顔出すだけでいいからさ」
電話の先は友達? それとも気になるクラスメイト?
夕暮れ、かすかな風。出店の声と太鼓の音。
屋台のライトに照らされる人びとは皆笑顔。
いつかどこかで見たような、日本の夏の姿です。
夜も更けた頃、花火が聞こえました。
残っていたら良かったかな、ちょっと残念。
だんご買って帰ったから…。
甘くなくて、おいしかったです。もう何本か買えばよかった。
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