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『君たちに明日はない』
NHKらしい、あっさりとしつつもしっかり骨のある脚本・演出で、最終回まで一度も集中力を切らさず観ることができました。全6回というのがいいですね。ダレもせず走りもせず。
リストラというのがこのご時世、なかなか胸の痛むテーマではありますが、それが絶望だけではないことが、偽善や押しつけでなくきちんと伝わってくる、丁寧な作りになっていました。主人公の面談での決め台詞、「新しい世界を見てみませんか」が、最後にはしっかりと「仕事=マニュアル」でなく「仕事=信念」として語られていることに唸らされました。
坂口憲二の演技力には今ひとつ信用を置けなかったのですが、このドラマに関しては適役でした。「好きです」とはっきり口にするところなどは、今どきの連ドラではお目にかかれない胸キュンシーンでしたね。相手が田中美佐子というのがまたヨロシ。これが今風OLならちょっと鼻につきますから。
続編があるなら、観てみたいところです。
しかしNHKは『派遣のオスカル』といい、このドラマといい、良質なドラマを配信しますから、あなどれませんね。