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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『オルトロスの犬』

イントロダクションは奥が深そうでハラハラドキドキのミステリーかと思っていたのですが、

案外、軽いですね。

主役ふたりのジャニーズ演技のせいだけではなく、脚本もイマイチだと思いますが。

水川あさみのシングルマザー&強引刑事はどうしても『アンフェア』の篠原涼子を彷彿とさせますが、やはり若いぶんどうしても見劣りがしてしまいます。しかも現実問題、不定休の刑事に子育ては無理だと思うんですがね・・・(『アンフェア』の子どもは父親に引き取られていたし)。まあそんな重箱の隅をつつきたくなるようなアラが目立ってしまって、物語に入りこめません。

謎が謎としてひっぱられるのはいいとして、どうでもいいことまでなぜひっぱる?

で、時々さしはさまれるアニメは何のため?

とか言いつつ観ているのは、やはり主役ふたりのジャニーズがイケメンであるからだろう・・・。

いい味を出しているのは高畑淳子。さすがの存在感ですね。もっともっと出張ってほしいです。

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