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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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昭和・・・というキーワードには弱い。

非常に三谷幸喜らしい、強引な展開をむりやり押し込んだ豪華なフルコースのような、かつわかりやすいドラマでした。

 

柴咲コウはちょっと力量不足かも。顔立ちが平成風なので、昭和の雰囲気に溶け込めていない気がしました。松ジュンも同様。不器用な長男風ではありましたが。ぜんそくはどうなったのだろう?

堀北真希は昭和顔なのに存在感が薄かったですね。山本耕史の絶妙な空気の読めなさはサイコーでした。榮倉奈々は童顔なのに長身でびっくりしました。佐藤隆太は次男には見えなかったな・・・。富司純子と鈴木砂羽はさすがの演技力でした。

若干印象のバラけた家族の中心点にしっかりと位置していた西田敏行の父親役はほほえましかったです。あのダメっぷりが爽やかでした。最後に娘婿の遺産に手をつけた展開はいただけませんでしたが・・・。高田純次とのダメダメコンビも息がぴったりでした。

義男とゆかりは、エンディングで結ばれてほしかったなあ。長澤まさみも小悪魔風お嬢が似合っていました。

つるちゃんは物語の至高のスパイスでしたね。大泉洋は適役でした。まさか南極まで行くとは・・・「ありえねー!」とツッコミながらも楽しませてもらいました。

佐藤浩市と天海祐希は本当に美しい仮面夫婦でした。昭和の成金的イメージがぴったりです。それにしても、二号という立場で堂々と「結婚した」と周囲に言えるものなのでしょうか・・・。それを受け入れる本人も家族も・・・よくわからん。

 

吉田茂や手塚治虫など有名人を次々に登場させて、戦争や洞爺丸の事故などの史実をからめながら、「アプレゲール犯罪」などマイナーな事件史にもスポットを当てているところがユニークでしたね。とくに印象的だったのは、大浦という帰還兵の生きざまです。ロシア抑留中に左翼思想を植え付けられた兵士が多かったというのは、『不毛地帯』でも描かれていましたが、主人公はそれに染まらなかったゆえに、染まってしまった者のその後は物語には登場しませんでした。

戦争によって青春を奪われ、婚約者を失い、未来を閉ざされ、右に左にと時代に操られていく若者の悲劇があったことを、このような軽いタッチのドラマにもかかわらずさらりと触れられていたことは非常に意義深いと思います。玉山鉄二だったからよけいに感情移入してしまったことは否定できませんが・・・。

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