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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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9/29 vsE ○
今年何度目かわからないがとにかく正念場。それがあっけなく満塁になってあっけなくヒットを打たれこの期に及んでエラーも飛び出し3失点。ホームランのおまけつき。
4点差。移動連戦のオリックス、絶好調楽天を相手に、はね返せる力はあるか。
暗雲たれこめる状況を打開したのは、昇格したばかりの竹原でした。
「おいおい、いきなり竹原スタメンかい! しかも5番て! レフトて! 西先発、レフト竹原、うう、何やら嫌な記憶が…否、こみあげてくる笑いが…」
などと試合前にぼやいてすみませんでした。
劇的な勝利には、思いがけないヒーローがつきもの。この試合を決めたのは坂口でありT-岡田でありますが、その道しるべを示したのは間違いなく竹原でした。いやはやビックリ。
「12球団でいちばん、あきらめの悪いチーム」
試合後の監督の言葉に勇気をもらいました。

9/30 vsE ○
できればソフトバンク戦に当てたかったエース金子を、負けられない試合へ前倒しせざるをえなかった、延々続く崖っぷち。なのにあっけなく先制される中5だと不安定が目立つエース。それでも粘るのが日本いちの実力を誇るエース。それにチームが応えないわけがない。
案の定一巡目では攻略できなかった塩見を、怪我を抱えながらも出場を続ける糸井が同点弾で粉砕。それだけでは終わらない。連打のあとには前日ホームランを打ったT-岡田のバントが実って、復調が見られる川端の犠飛、さらに伏兵中の伏兵・縞田のホームランのおまけつき。ドサクサまぎれに伊藤・ヘルマンの連打で追加点。最終回には守備がための中村までタイムリー。
投手陣も、苦しい投球ながら7回を投げ切った金子のあとを継いだのは最優秀中継ぎが確定した佐藤と、セーブ王・平野。
みんなが支えてみんなが引っ張る。みんながヒーロー。チームはさらにひとつになりました。

(結果)78勝61敗2分(同率首位)
泣いても笑っても、残す試合はあと3つ。
天王山は10・2。
勝てばM1。
負ければソフトバンク優勝。
ここまで来たらもう腹をくくるしかありません。
見届けます、オリックスの底力。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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