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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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今年も「運命の日」がやってきました。

プロ野球のドラフト。

12球団のノートPC、かっこいいですね。オリックスはもちろんだけど、ロッテも素敵かな。アナログ時代はどうしていたんだろう。

それはさておき、オリックスの1位指名は、宣言どおり大阪桐蔭の藤浪くんでした。

もちろんクジ引き。今年は大丈夫だよね、森脇さんだしね。出身のホークスはクジに弱いイメージはないもんね。

 

( ̄人 ̄)ナムナムナム・・・

      ↓

( ´;゚;ё;゚)・;’.、・;’.、ゴフッ!!

 

・・・うん。まあ、こんなモンよね・・・。

しかし阪神というのが、またね・・・。これで在阪マスコミは来春まで軒並み藤浪藤浪で、オリックスは蚊帳の外なのでしょうなあ。まあ、いつものことだけれど。しかしパリーグで活躍されてオリ打線が手も足も出ないほど抑えこまれるよりは、甲子園で観衆を盛り上げてくれるほうが、良いかもしれません。本人も喜んでいるみたいだし。

 

あまりドラフトには興味がなくて有名どころの知識しかなかっただけに、外れ1位で指名した松永投手がどういう選手なのかは知りませんでしたが、伊志嶺の悪夢再びといった感じでまたロッテに負けてしまいました。噂によるともともと在京志望だったようですから、ま、これでよかったんじゃないスカ?

 

というわけで、外れ外れ1位は大体大の松葉投手となりました。同じくクジを二度はずした広島の指名が呼ばれるまではドキドキしましたが、単独指名で決定。

これまたまったく予備知識がありませんでしたが、なんとその夜のニュースウォッチ9にて東浜の対抗で特集してくれていました。先発ローテを担ってくれそうなドラ1投手はひさびさの気がします。外れ外れとはいえ、1位指名を素直に喜んでくれていそうだし、気の強そうな面構えが気に入りました(帽子とタオルのバージョンが古いのはなぜ・・・)。もちろん2位から育成まで、みんなみんな応援するで! ぜひぜひオリックスに入団して、一軍めざしてガンバッテオクレ!

 

日ハムは去年といい今年といい、まさに冒険者ですね。

DeNAも菅野サイドに疑問を呈して強行指名するという報道が一部ありましたが、やはり下位球団に冒険する余裕はありません。こういうことができるのも、日ハムが現有戦力に余裕があって、芯を曲げずにドラフトに臨めるからなのでしょう。

栗山監督は「申し訳ない」を連呼していました。日ハムという球団はドラフトや編成に関して監督に権力がなく、すべてフロント主導で行うのでしょうし、監督自身高校野球を取材する中でドラフトでつらい思いをする球児に出会ったこともあったでしょう。とくに人の気持ちを尊重する栗山監督ですから、今回の指名は本意ではないところもあるかと思います。

もちろん、大谷という至宝をメジャー流出させてしまえば、それが前例となり将来的に日本球界が空洞化してしまうかもしれません。昨年の菅野問題に続き、ドラフト制度に(結果的に)一石を投じた日ハムの指名にはおそれいりますが、いくら以前からの夢とはいっても、18歳で知る人もいない言葉も通じないアメリカへ渡り、いちからスタートすることを決断するには、相当の勇気が必要だったと思います。家族は反対していたというし、先輩の菊池雄星も迷ったあげく日本でプレーすることを選び、徐々にその才能を開花させている姿を見るにつけても、日本で実力をつけてからアメリカへ渡るメリットのほうが高校生には大きく映るのが普通のことではないかと思うのですが、ドラフト4日前がギリギリすぎて配慮に欠けるとかいう的外れな批判が上がってくるのもおそらく考慮しなかったわけではない末のメジャー挑戦表明だったのですから、いち野球ファンとしては、こころよく送り出してあげたかったなという気持ちです。指名を受けたことで、メジャーとの交渉は来年4月までおあずけですから、少し残酷な結末だったのではないでしょうか。

 

しかし最近の高校生は、しっかりしていますね。「動揺していた」と語りつつ、きっぱりと決意の固さをあらためて報道陣の前で宣言した大谷くんも、くじ引きの瞬間を表情変えず見守る藤浪くんや森くんも、18歳にしてなんて立派な態度なのだと感動してしまいます。

態度といえば、昨年の会見で悔しさを押し殺しながら淡々と答えていた菅野くんも印象的でしたが、今年は巨人の単独指名で、はいはいよかったねといった感じです。こちらの問題はうやむやになってしまいそうですが、同じくかたくなに巨人愛を貫いた長野や澤村も活躍していますし、同様にいち野球ファンとして、新人王を獲得できるくらいにプロ野球界を盛り上げる存在となってほしいですね。まあ、巨人の投手陣には内海という精神的支柱がいますから大丈夫でしょう。それにしても、今回は原監督の甥っ子という関係性があったにせよ、そこまで巨人にこだわる理由は何なのかつねづね疑問に思っています。

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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