10/25 H2-6T☆
CSの勢いそのままに阪神が先勝。勝ち頭のメッセンジャーでまず一歩リードを取りました。スタンリッジも今期は安定感を持った投球ができたとは言えない成績だっただけに、この試合はまずまず予想どおりの展開でした。
10/26 ☆H2-1T☆
日本シリーズは2戦目が大事、とは黄金時代西武を率いた森監督の言葉ですが、この試合の先発は武田vs能見。予想はロースコア勝負。武田の武器である自称スライダーの大きな変化球に、阪神打線がどのような対策を取ってくるのか、試合の鍵はそこにあると考えていました。結局、対策はしていたのでしょうがまったく相手になりませんでした。どこかで…というか今年何度も見せられたような…このクルクルぶり…。
そして、武田と当たると打撃を崩されてその次の試合からもまったく打てなくなってしまうという現象もまた、今年何度も見せられた光景であったのですが、さて阪神はいかに。
10/27 ☆☆H5-1T☆
正直なところ、日本シリーズの我が家の予想としては、「阪神は武田と大隣は打てないだろう。どうせ秋山監督は中田やら攝津やらを出してくるから、それらをすべて取れば7戦目までいける。で、甲子園で武田・大隣が連勝して結局ソフトバンクが日本一」でした。
その予想を裏切ることなく、武田のみならず大隣にも阪神打線は手も足も出ず。まあ、阪神の本当の勝負はこれからです。
10/28 ☆☆☆H5-2T☆
てんで制球の定まらない中田から初安打でようやく同点に追いついたものの、その後の東浜をまったく打てなかったのはどういうことでしょう。これはやはり武田ショックでしょうか。聞くところによると阪神は移動日に練習を行わなかったそうですが、武田ショックを甘く見すぎでしょう。とくにゴメスは完全に崩されてしまいました。
最後の中村3ランは、藤井のリードが常軌を逸していました。その前のフィルダースチョイスで錯乱してしまったのでしょうか。確かにちょっと不憫な判定ではありましたが、そこはベテランなのですから落ち着いてリードしてほしかった。オスンファンもなぜ徹底してインコースを突き続けたのか…果てしなく謎です。
ソフトバンク王手。頼む阪神、週末を暇にしないで!
10/29 ☆☆☆☆H1-0T☆
中4のメッセンジャーですが、相手は今年絶不調の攝津。「よし、これは阪神もらった! 少なくとも土曜日まで野球が見られる!」と喜んだのもつかの間…武田ショックをここまでひきずるとは。しかも攝津にカーブを多投させて阪神打線のトラウマを引き出すとは。おそるべし細川。
メッセンジャーはよく投げました。なぜ8回頭から交代させなかったのかといえば、延長15回を見越してのことでしょうが、やはり短期決戦においては消極的采配と言わざるをえません。たった1点が勝敗を分けてしまいました。
しかも後味の悪い、前代未聞の守備妨害による日本一決定となりました。
お祭り男の松田が、優勝も日本一も、それを決める一打を放ちました。阪神なら、それはきっと西岡の仕事であったに違いありません。積極的にチームをひっぱる姿勢は、CSから選手たちに良い影響を与え続けてきたのでしょうが、土壇場においての決定的な仕事は決してヒットを放つだけではありません。その回が押し出しの同点どまりであったとしても、勝負はどう転んだかはわからなかったのですから。打ちたくて仕方なかったはずのゴメスが四球を選んだ、その事実を西岡はもっと重く受け止めてほしかった。相手のエラーを誘う走塁も、試合の上ではままあることではありますが、日本一を決める瞬間であったにもかかわらず、それを見逃さなかった細川と審判が冷静だったということでしょう。それでも多くの子どもたちを含むファンが見守る中での故意による守備妨害は、西岡自身の価値をも下げてしまう行為であっただけに(しかも発言が一夜明けて一転しているだけに)すべてにおいて残念なワンプレーでした。
ソフトバンク日本一。「優勝してあたりまえ」の次は「日本一になってあたりまえ」のプレッシャーにさらされ続けた秋山監督の監督人生がいったん終わりを告げました。しばらくは心と身体をゆっくり休めて、またいつか、野球の世界に戻ってきてほしいものですね。
「優勝したい」との思いで移籍したイデホもうれしそうでなにより。シーズン中は高年俸に見合わぬ成績でたたかれもしましたが、このシリーズは4番にふさわしい活躍でした。試合途中に手首痛で交代した時はあの頑丈なデホが下がるとは余程のことかと心配しましたが、次の試合にも出場してヒットを放っていたので安心しました。ちょっと悔しいけれど、笑顔でビールかけをしている姿には素直によかったねと賛辞を送ります。
ああ、暇な3連休になってしまいました…。
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