おもひで・2011

さてさて、今年のオリックスを振り返ってみることにしましょう。

ただ、去年と較べてインパクトの薄い試合が多かったように思います。

 

①5/23　対巨人　寺原の執念＆チーム初の連勝・・・

交流戦に入っても今イチ波に乗り切れないオリックス（それもやむなし、この日のスタメンは2番セカンド梶本やら3番田口やら4番スンやら・・・よくまあこんなメンバーで・・・）。先制されて追いつくも追い越せないまま試合は9回へ。二死走者なし、代打と思いきやそのまま打席に入った寺原、越智から粘りに粘って四球出塁。全員固唾を飲んで見守っていたベンチ映像が印象的でした。同じ投手として思わず寺原に肩入れしてしまう江川の解説も良かったです。その後は、流れのままに連日のヒーロー山崎が決めてくれました。思えばこのシーズン山ちゃんが輝いたのはこの2試合だけでしたな・・・。まあ、活躍なしよりは余程マシか。そしてこの後は戦力なりに波に乗り今年も交流戦2位という好成績をおさめたのでありました。パ球団には前半も後半もひどい目に遭わされただけに、交流戦がなかったら最下位も見えていたよ、イヤホントありがたし。

 

②7/3　対ソフトバンク　歴史を変えた！　夏の陣3連勝

今年観戦した試合での唯一の白星。初のサヨナラ勝ち！　その時の盛り上がり、ボルテージの上がり具合といったらない。去年は勝ち試合でもインタビューを見ずに帰っていたのに、この時はわけのわからぬまま立ちつくして、荒金さんのシヴイ声を最後まで聞いてしまいました。確かに、楽しかったは楽しかったのですが、楽しかったのは9回裏だけ。それまでは摂津に手も足も出なかったので、本当にこれで良かったと言えるのかどうか・・・。ちなみにこの次の楽天戦もサヨナラ勝ちして、3試合連続サヨナラ、3試合連続サヨナラのホームを踏んだ森山と、いろいろ注目されすぎて反動で大失速したのは言うまでもない。そういえば、この3連戦で大活躍した兵州男という選手、どこに行ったのでしょうね・・・。

 

③6/5　対阪神　エース復活！　打撃爆発！

待ちに待ちに待ちに～待った、エースネコさん復活登板！　・・・の前に、まさかのマウンドより先に打席に立ち、しかも出塁するハメに。去年も広島との馬鹿試合がありましたが、こちらは安心して純粋に「わははは」と楽しめる試合でした。金子も立ち上がりはアレでしたが、その後は落ち着いて、こんどうや鴨志田までお試しできる余裕の展開に。それにしても、この2試合での大敗やら、レフト前3塁打やら、レフトフライで2→3塁タッチアップやらの後、イロイロと阪神の様子が変わったことを思うに、どうやらオリックスが阪神に引導を渡してしまったようです。しかし阪神もダルから点を取ったり、負けなしソフトバンクに土をつけたり、よくわからない球団です。

 

④4/17　対楽天　ニコニコ西くん初勝利！　春先唯一の明るい話題

岡田監督がシーズン前から「今年は西よ」と言い、シーズン後も「そら西よ」と誉めた次世代のエース誕生の瞬間。●●●に占められる日程の中、日曜日だけが唯一のオアシスであった。カワイイ笑顔が野球ニュースで流れるたびに日本全国が胸キュン（？）。と、順調な船出を切ったにもかかわらず、先発ドタキャン騒動で一気に信頼を失うハメに。その後も中継ぎから出直し、やっと先発に戻ったと思ったら10勝させてやろうという監督の温情を裏切りまたも出直し。最後はなんとか10勝できたものの、20歳の若者には怒濤のような一年だったのではなかろうか・・・。いや、最近の若者らしくケロッとしているところを見ると、メンタルの弱い者だらけのオリックスの若手の中では群を抜く強心臓なのかもしれない。京セラ先発の日には必ず見に来ているそっくりなお母さんのはしゃぎぶりも微笑ましかったです。来年もガンバレ、ワカゾー！

 

⑤9/8　対楽天　岸田劇場の真骨頂

まさかのチーム10連勝がかかったこの試合。しかし西から始まった連勝が西の手で止められてしまうとは・・・。なんとか追いつき、黒星だけは免れたかの雰囲気も一転、今年も待っていた9回まもるくん（って、このフレーズ誰も使ってへんやん）。先頭バッター出塁は、まあまあご愛敬。続いてエラー・・・え。不安。いやいや、ないわ。とあえて楽観視しようとするファンを裏切る守護神、まさかの無死満塁！　よみがえる7月、T-岡田の謎のプレーで7連敗を喫したKスタの悪夢。また岸田でサヨナラ負けかい！　ところがこの劇場の脚本・演出・主演はマウンドに立つ岸田護であった。ここからが腕の見せどころ。内野フライ→三振→三振と、上位打線を討ち取り、まさかの引き分け試合終了！　いやはや、この時間で寿命が3年は縮まったに違いない。ま、なぜか高須を降ろしていた相手ベンチにも助けられた感はあるが・・・。しかし勢いの止まったオリックスは案の定次の西武に連勝を止められるどころか3タテを喫するのであった。

 

他にも、駿太あいさつがわりのレーザービームとか澤村からの北川さん逆転2ランとか八百長みたいなことしてとかいろいろありますが・・・。

やはり最後の最後でコケちゃったのが、いまいち心象の良くない原因でしょうかねえ・・・。

来年こそは！　「CS」・・・いや、「優勝を決めた試合」を1位で挙げられますように！