MENU | MENU | MENU | MENU | MENU | MENU |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ソウ3
このシリーズはいけない方向に進んでいっています。
監督/ダーレン・リン・バウズマン
出演/トビン・ベル、ショウニー・スミス、アンガス・マクファーデン
(2006年・米)
ジェフは目覚めると箱の中に閉じこめられていました。そこにはテープレコーダーがあり、再生すると、ジェフに復讐の機会を与えるといった内容の声が流れてきました。復讐の相手とは、かつて彼が自分の息子を失ったひき逃げ事故に関係する人物達でした。同じ頃、ジグソウと同じ部屋にいる脳外科医のリンは、首に特殊な機械をはめられたうえで、脳腫瘍に冒されたジグソウを助けるよう告げられます。その機械はジグソウが死ぬと同時に爆発する仕掛けなのです。
僕はこのシリーズは「1」、「2」、「3」と律儀に全部見てきましたが、「3」は格段に面白くないですね。何が原因なんでしょうか。僕がこのシリーズに飽きただけのか、脚本のレベルが下がったのか、おそらくその両方なんでしょう。このシリーズの点数を順に言うと、9、7、3といったところです。平均するとまだ6点を超えているので、「4」がもし公開されたらやはり見てしまうと思いますけど。
おまけに「3」はとにかくグロいですからね。どうもこのシリーズはだんだんいけない方向に進んでいっていますね。続編が出るたびにグロさが増していっています。そういう映像を見たいからこのシリーズを見ている人はおそらく少数派だと思うんですけどね。みんな僕と同じように「1」の斬新なプロットと衝撃的なラストに感動したから「2」、「3」と見ているんだと思いますよ。
「3」のラストは本当にしょうもないですからね。もちろん「1」、「2」と同じくラストにあっと驚く展開は用意されてるんですが、少なくとも僕のリアクションは「あっ!」ではなく「はいはい、わかったわかった。」でした。
ジグソウも「2」までは悪役なりの魅力があったんですけど、この映画では全然ダメです。今回のゲームは「赦し」というテーマですから、いよいよ死が間近になってきたジグソウが何がやりたいかというのはだいたいわかるんですけど、ただの自分勝手なジジイに見えてムカついただけでした。このシリーズと同じくこいつ自身も自分を見失ってるんでしょう。
「3」ではたくさん登場するアマンダも、ジグソウとは違って美学のない悪役という設定なのである程度悪く描かれるのはしょうがないですが、本当に何の魅力もないキャラクターです。他のキャラクターはまったく個性がないですしね。
ただ、この映画は「1」や「2」の謎を明かしていくような作りになっていて、このシリーズを「1」、「2」、「3」と律儀に見てきた僕にとってそういうきっちりしたところはうれしいですね。たぶん「3」をいきなり見た人よりは断然この映画を楽しんだと思います。それでも点数は★3なんですけどね。
しかし「2」の感想で僕はゴードン医師が「3」では重要キャラになると予想していたんですが、その予想は大ハズレでしたね。まあ、「4」こそは大活躍すると思います。