忍者ブログ
おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

パラノーマル・アクティビティ

私はおのずから進んでホラー映画を観たことがありません。ゆえに、これはヤスオー選の映画なわけで。

ホラーが嫌いなわけではありません。むしろ、小学生の頃は進んで怖い話や怖い写真を見ては「わー。きゃー」言って楽しんでいたわけで。

でもなぜか、遊園地でホラーハウスに入ると、友達の中で「あなたはいちばんビビリです」と診断されるわけで。

そんな私がこの作品を観たら、

「なんじゃあこりゃあああ!」

松田優作になりました。

どこにも「実話」と謳われていないけれど実話なのかな、と思ってしまう「素人がハンディカメラで怖い映像撮りました」の手法(結局、実話ではありません)で、お話は進みます。

ただの偏見かもしれませんが、男女が一緒にいて、最初に怖い体験をするのはたいてい女性のほうなのですよね。男は半信半疑でちょっとおもしろがりながら、怖がる彼女を抱きよせて慰める。なぜなのでしょう。女性の方が敏感なのか、憑かれやすいのか、心弱いからなのか。

で、例によってこの作品でも、ちょっとおもしろがっていた男はエライ目に遭います。

しかし謎はなにも解けていません。肝心の正体も、視点が「部屋に設置された定点カメラ」のおかげで、なにも映っていません。屋根裏の焦げた写真は? 人間のものとは思えない足あとは? 82分のうちおよそ70分は眠気と闘っていて、おいおいあと10分で全部解決するのかよと思っていたら案の定「ご想像におまかせします」でした。予告で紹介されていた米国公開時の客席の様子から、どれだけ恐怖を味わわせてくれるのかと思っていたら・・・これではいちばんビビリの称号も返上しないといけません。アメリカ人は心霊現象やホラー映像に対して恐怖慣れしていないのでしょうかね。これなら、『リング』でテレビから出てきた貞子のほうがよっぽど怖かったのですが(映画は観ていないがそのワンシーンを目にしてしまい観る勇気が失せた)。

要するに、二人暮らしなんだから、もっとこぢんまりした家に住めよ。子どもができてから引っ越しすりゃええやん。としか思いませんでした。

評価:★★☆☆(2.7)

PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
ブログ内検索
バーコード
ATOM  
ATOM 
RSS  
RSS 
Copyright ©   風花の庭   All Rights Reserved
Design by MMIT  Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]