風花の舞う庭から

未曾有の大震災や台風12号、

いくつもの天災で自然の猛威に恐怖を感じるとともに、

放射能という人間が作り出したものの脆さと防ぎようのない脅威もまた、心に刻みつけられる一年となりました。

 

人の命、

そして今日と同じ明日は、

こんなにもあっけなく、奪われてしまうものなのか。

 

無力で無気力な時は歩みを止めず、

さらさらと過ぎ去っていくばかり。

 

何かに向かって踏み出したつもりが、

またいつもの勇み足。

不器用な指は明確な行く先をつかむことができず、

また同じ地点に逆戻り。

 

コースを間違えたのかもしれない。

給水所でコップを取り逃してしまったのかもしれない。

ああそうだ、

2011年、結局私は「敗」者なのだなと。

 

2012年。

敗者復活戦。

ちょっと息を整えて、少し先を見てみよう。

ゴールテープはきっともっとずっと先。

自分の「絆」を探してみよう。