MENU | MENU | MENU | MENU | MENU | MENU |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
猛暑の法隆寺へ家族総出で行ってきました。
というのも、帰省している姪っ子の歴史学習のためだそうなのですが。
法隆寺といえば、学生時代のゼミで、梅原猛著『隠された十字架』について発表をさせられました。
日本史専攻ですから、当然、「歴史学的見地から提起する問題点」のレポートだったわけで。
きっとテレビの歴史番組のような「おもしろ日本史」として読むのなら、最高に興味深い本だったと思うのですが、「あまり興味ない時代の読みたくもない本を読まされる」うえに「批判もしなければいけない」という立場ありきの読書だったので、それはそれはつまらなくて、斜め読みして超テキトーなレポートを書いて棒読みで発表してなんとか単位をもらったわけです。
よって、内容はほとんど憶えていません。
憶えていたら、法隆寺内の建物や仏像を見るにつけても、もっと真剣なまなざしをもって観察できたのでしょうけれど。
それから10年以上経った今では、聖徳太子は実在しなかったという学説もまことしやかにささやかれているほどですから、古代のミステリーは永遠に学者も素人も隔たりなく興味をかきたてる対象なのでしょう。
それでもこのような美しい造形を目にすると、その気持ちもわかる気がします。
エンタシスの柱。小学生の時に憶えてから、なぜか忘れられないその名前。
ちなみに姪っ子はちいとも興味なさそうでし彼女は、お寺の風情を楽しむよりも、スケッチがしたかったそう。
それも突然の夕立と、雨が上がったあとのうだる暑さにまいって、さっさと帰りたがっていました。
小学校に上がったばかりの甥っ子はますますつまらなさそうでした。ま、無理もなかろう・・・。