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9月に入っても厳しい残暑が続きます。
それでも蝉の声は徐々に鳴りをひそめ、夜には月と虫の声の共演が見られるようになりました。
はじまりつつある秋を感じに、明日香へ。
石舞台古墳の駐車場へ車を停めます。
お疲れの運転手はここで待たせておいて、ひとり目指すは、稲渕。
駐車場の外で地図とにらめっこしていると、声をかけてくれたおじさん。
「歩くと2、30分ですかねー」と教えてくれました。
昼日中。スポーツドリンクをかばんに入れて、いざ出陣。
途中、同じ自転車に乗った親子連れとすれ違いました。そうか、レンタサイクルという手があったか・・・。
時すでに遅し。道はあと半分。
汗をふきふき、歩いていくと・・・。
見えました。
棚田です。
目にもまぶしい青空と大地の実り。
まるでなつかしい場所へ帰ってきたような。
昔から変わらない、そしてこれからもずっと変わらないであろう風景。明日香は日本のふるさとです。
つきました。稲渕です。
遠くにせんとくんが立っているような・・・。
ここでは毎年イベントが行われています。
案山子ロード。
秋になると、それぞれ趣向をこらした案山子が並びます。イベント終盤には人気投票も行われます。
が、この日はまだ展示が始まったばかりなので、投票はおろかすべて立ちそろってもいませんでした。
今年のテーマは、『帰ろかな』。
秋、稲波、赤トンボ。子どもたちが家路へと駆けていく空は夕焼け。
明日香の里に、それぞれのふるさとへの思いが集まります。
いにしえの人もこうして稲田を見守ったのでしょうか。
こんなにかわいい案山子も。
30年以上寄り添ってきた、愛する人の待つ場所がすなわち帰るべきふるさと。素敵な愛の告白ですね。
言わずとしれた。そろそろ帰ろかな・・・旅先でのつぶやきでしょうか。