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いつの間にか最後の受験者の走行も終わっていた。
「じゃー、教習所に戻りますね。これから方向変換の試験を行いますから」
(・・・はいはい、私以外は、だろ・・・さっさと原簿返してくれよ・・・)
いつ補習の予約を入れようかと考えていたところ、教官は運転しながら「○○さん」と私を呼んだ。来た、宣告。
「自転車いたでしょ」「・・・ハイ・・・」「あれねー、ブレーキどうしようか迷ったんだけどねー。いちおう、判断基準は5mなんですよ。僕が見たところ、通過する手前ではちょっと離れてたんでね。セーフです」
ェエェエェエェエ(゚Д゚)エェエェエェエェ
てか、それあかんのんちゃうん!
ここでも「イヤ、落としてください!」という勇気は私にはなかった。頭から完全に飛んでいた方向変換の手順をあわてて見直すハメになった。
かくして卒業検定は修了した。とってもうれしくない一発合格であった。ちなみに点数は70点合格で70点である。相当なオマケのオマケがついたことは間違いない。結局、追加料金無料コースにしたにもかかわらず、帳尻のせいおかげで追加教習はわずかであり、非常に割高となってしまった。教習所も少子化の影響で運営が厳しくなり、追加料金無料コースは受かりやすくしていると聞くが、私のような劣等生にまで適用して良いのだろうか。仮に私が初心者マーク適用中に事故を起こすと、教習所の名前に泥を塗ることになるのだが・・・。
ちなみにその日受けた教習生は全員合格であった。いちばんの年配が想定通り落第するのはかろうじてまぬがれたようだ。
本試験場では連休前のせいか受験生がいつにも増して多く、とにかくやたらと待たされたおかげで疲れ切った顔の写真になってしまったが、ともかくも、これで私はわざわざパスポートを持ち出さずに済むお手軽な身分証明書を手に入れることができた。
さー、これでスーパーの特売日に自転車の両ハンドルに荷物ぶらさげてフラフラ運転する必要もなくなるぞー♪
と、言いたいところであるが、大きな問題が残されていた。
車庫入れである。
教習所で車庫入れを教わったのはわずか一回であった。しかも余り時間のオマケで教えてもらっただけで記憶から飛んでいる。縦列駐車や方向変換と手順は同じなのかもしれないが、当然ながら街中にはポールはない。「ポール何個目」という憶え方しかしていない人間が、両脇に停まる車にぶつければ大問題という事態にひとりで対処できるわけがない。と、いうわけで、契約駐車場の両脇に車があれば、結局自転車で出かけ大荷物を提げて帰る日々である。これでは何のために免許を取ったのかわからない。(前方駐車という手もあるが)道理で、卒業試験の時に「車庫入れができなかったら来てねー」と一回限定無料講習クーポン券が配られたわけだ。
よってしばらくは「走るだけ」して車庫入れはツレにしてもらうカーライフである。
オワリ。
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終わってみれば苦労したことも懐かしい一ヶ月半でした。とはいえまだまだ未熟者なので、周囲には迷惑をかけまくり、対向車線から追い抜かれることもしばしば・・・。しかし奈良のドライバーさんは基本、みなさん初心者にやさしいです。
どうしたら上手くなれるのでしょう。免許を取ったもののすぐペーパーになる予感がしてなりません。