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今年もオバサンタになる季節がやってきました。
夏休みもあいかわらずポケモンマニアだった姪っ子、今回もフィギュアかと思いきや、
リクエストはなんとシルバニアファミリーの人形でした。
小さい頃から恐竜だの爬虫類だの、私の範疇を越えたものにしか興味がなかったのに、
やっと選ぶのが楽しいプレゼントを要求してくれたのね! と喜んだのも束の間、
ご希望の「くるみリスのおとうさんとおかあさんと赤ちゃん」は単品販売しかしていませんでした。
さ、財布の中身が・・・おのれ・・・。
一方、2歳の甥っ子(の母)はきかんしゃトーマスを所望。
しかし広い店内でなかなか探し出せられず、店員さんに案内されたのがプラレールコーナー。
やたら本格的な車輌の横にトーマスが並んでいます。
違う! 私が欲しいのはもっとチャチな人形なんです。
これはどう考えても子どものおもちゃにかこつけたお父さん用の娯楽だろう・・・。
結局、子どもがたくさん集まっていた一角に目的のモノはありました。
クリスマス前とあって店内はにぎやか。
嬉しそうに袋を下げた親子連れ、ラッピングを待つ会社帰りの男性などなど。
私の親もこんなふうにプレゼントを選んでくれたのかなあと思うと、
なんだかちょっとほっこりします。
ふと考えたのですが、
毎年リクエストを訊いて贈っているということはサンタの正体はバレバレなわけで、
つまりサンタの存在なんかハナから信じちゃいないってことなんでしょーか。
ちなみに私がサンタを信じていたのは小3くらいまででした。
親の陰謀だったのかもしれませんが、あまりリクエストをした記憶がありません。
あとから考えればプレゼントのトンチンカン具合がいかにもウチの親らしかったです。
たとえば「HAPPY WEDDING」と書いてある、どう見ても結婚祝い用の写真立てとか。
しっかりリクエストするようになった小6は、新版が出たばかりの広辞苑でした。
暇さえあればペラペラしてましたよ。なんと向学心旺盛な小学生だったことか!
今やろくに使ってませんが。
それにしても、シルバニアファミリーは小さい頃欲しくてたまらないおもちゃでした。
「きりないでしょ!」と買ってもらえませんでした。
確かに動物だけでなく、家具やら家やら集めていけばきりがないのですが、
持っている友達がうらやましくて仕方なかったです。
そんな私の人形遊びの道具は姉のおさがりの「こえだちゃん木のおうち」でした。
いやまあ、それなりに楽しかったですがね。
我が家のツレも、レゴブロックがメチャクチャ欲しかったけれども買ってもらえなかったらしいので、
欲しいものを諦めなくてはならない悲しさは、たいがいの子どもは体験するものなのかもしれません。
恵まれているように見える姪っ子だって幼児時代は、
要求が通らなくてずっと泣き続けて、寝言でさえもつぶやいていたことがあるくらいですから。
祖父母や叔母はかわいそうになって、「もーいーやん払ったるから」と言うのですが、
母親は頑なに「あかん!」という。
育児の難しいところですね。
それにしても、シルバニアファミリーにしろこえだちゃんにしろレゴにしろ、
30年経ても未だ衰えない人気の秘密は、
やっぱりお金を出す親世代のハートを狙い撃ちしているからとしか思えません。