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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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今年も母校の定演に行ってきました。

仕事も休みだったので、お昼に西宮で友人と待ち合わせ。

目当ては淡路島バーガーのお店です。

ご当地ものでは佐世保が有名ですが、こちらは淡路島産の野菜を使用しています。

淡路島といえば玉ねぎ。柔らかくて甘くて美味でした。

しかしでかい!

レギュラーでこのサイズですから、ラージだとどうなるんでしょう。

そしてバックは懐かしの瓶コーラ。

 

お腹を満たしたあとは、京都に移動して会場へ。

古典あり、現代邦楽あり、部長挨拶ではなぜか尺八本曲の披露ありと盛りだくさんでした。

そしてレベルの高さもあいかわらずです。

55回目のラストを飾る大合奏『『祝哥』は、私が一回生の時に演奏した曲。

45回記念でした。つまりあれから10年

あの時尺八パートは全員で4人でしたが、今年は10人! 素晴らしい!

大所帯でなによりです。

「そうそう、ここで急いで楽譜のページをめくらないといけなかったんだわ」とか、

見ていて当時を思い出しました。

この曲のソロは鬼のように難しく、四回生の先輩が苦しんでいました。

「○○さーん(私)、代わってよー」「ななな何言ってるんですか!」というやりとりも懐かしい思い出ですが、

本番で見事な演奏を披露した先輩に、

「すごーい私も四回生になったらあんなふうになれるんだー」と夢想した私は愚か者でした。

自分が上回生の時に節目の年が来なくて本当によかったと思いましたね。

今回ソロは四回どころか三回生が分担していましたが、皆のけぞるほど上手でした。

思わず口ずさみそうになる未だに楽譜を憶えている自分にも驚き。

 

平日ともあって見知った顔は少なかったですが、

複数人に「60回記念はぜひ一緒に♪」と言われ、「あはは~」と笑ってごまかし、

「また来年」と挨拶を交わして、まるで年に一度の同窓会のような様相。

同期と駅ビルでごはんを食べて近況報告しあい、文化的秋の一日が終わりました。

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