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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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今年で最後のM-1グランプリで迎える年の瀬。

あ~やっぱりそうなのか・・・と、いった幕引きでした。

 

①カナリア

うーーーーん・・・。

なぜ、彼らが決勝に進出できて、あのコンビやあのコンビが進出できなかったのでしょうか。

辞書やweb検索のネタは独創的ですが、このネタは正直・・・。

さや:82点

 

②ジャルジャル

最初はどうなるの? と思いきや、逆手に取る展開はさすがの発想力、実力者ジャルジャルらしいです。しかし、あれを漫才と呼ぶにはずるこすぎですかね。笑いを取るという点では、相当面白かったですが。

さや:92点

 

③スリムクラブ

ビックリしました。こんな持ち味があるのに、なぜフランチェンなんぞやらされていたのでしょうか。勇気のいる間の取り方ですが、高得点はちょっと腑に落ちなかったです。しかし最終決戦は見事でした。「民主党」はこの夜いちばんウケた。

さや:90点

 

④銀シャリ

スリムクラブがおかしな間を作ったあとの高速ツッコミは、すぐにはお客さんに受け入れられなかったのでしょうか。うーん、めちゃめちゃ面白かったんだけどなあ。やはり展開がオーソドックスなのがダメだったのかなあ。たぶん最終決戦は桃太郎だったでしょうに、観たかったなあ。おかしいな、絶対行けると思っていたのに、うーん・・・。

さや:97点

 

⑤ナイツ

今までと違うことをしようと決意したのはわかるけれど、塙はひとりでしゃべり続ける展開で良かったのに。技術だけが光っていて、あまり笑えませんでした。

さや:88点

 

⑥笑い飯

うーむ、そうきたか。完全に優勝を狙いにきたような、守りに入ったような手堅さを感じました。サンタウロスという発想は笑い飯ならではですが、鳥人ほどのインパクトはありませんでした。小銭の神様も以前観たネタ運びで冒険はなく少し期待はずれでしたが、やはり実力はピカイチ。さんざんとぼけながら実は真面目な笑い飯の芸道を垣間見たような気がしました。

さや:94点

 

⑦ハライチ

名だたるコンビが新境地で挑戦していく中で、独自のスタイルを保っていましたが、M-1という舞台ではやはり目新しさに欠けました。これというパンチのきいたボケもなかったし。もっとへんてこりんなお題をむちゃぶりしてへんてこりんにボケてほしかった。

さや:87点

 

⑧ピース

はじめて漫才を観ましたが、期待はずれもいいところでした。どうして彼らが決勝に進出できてあのコンビやあのコンビが(以下略)。あやうく上位3組に残りそうな高得点も、どこが評価されたのか、ちょっと理解できません。銀シャリより点数が上なのも納得いかないし・・・ぶつぶつ。

さや:83点

 

⑨パンクブーブー

だったら最初から決勝進出させろよ、と言いたい。敗者復活戦勝者が最終決戦に進出すれば盛り上がるから実力者を残しておきたかったのかもしれませんが、他に落とすべき決勝進出者はいただろう! で、さすがの流暢なネタ運びでしたが、最終決戦は別のネタにすればよかったのに・・・。先が読めるボケは笑えませんでした。去年のようないいネタがいっぱいあったはずなのに。

さや:93点

 

夕方の敗者復活戦の中継を観ていたら、放送された中でいちばんおもしろかったのがなんと千鳥でした。私の中ではダメダメなイメージがあっただけに、意外でしたが、やはり里見まさとは全国放送ではウケないのでは・・・。タイムマシーン3号はイマイチでした。ネタだけでなく、ロンドンハーツで山本の好感度がダダスベリになったせいもあるのですが。

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