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お稽古のあと、なぜかお腹がすいていたので、
《アンヌ・マリー・カフェ》に寄ってみました。
この間はきちんと味わえなかったので、今度はじっくり。
桜のレアチーズケーキ。
他にも、シフォンケーキやチョコレートケーキがありました。
コーヒーや紅茶も種類豊富ですし、
雑貨も販売しています。
こんな花柄満載の店内ですが、いちおう新聞と灰皿が置いてあって、
中年男性のお客さんもいました。
お腹を満たしたあとは、奈良県立美術館へ。
ただ今、《ミネアポリス美術館秘蔵浮世絵展》を行っています。
金・土は9時まで開放されているのです。ありがたい話。
2年ほど前、神戸まで浮世絵展(『江戸の誘惑』)を見に行ったことがありますが、
GW中だったせいか閉館間際にもかかわらずものすごい人で、
とてもゆっくり見られませんでした。
今回はガラガラ。平日夕方のせいか、肉筆画という目玉がないからなのか。
おかげで、ひとつひとつ着物の柄まで、とっくり、じっくり、鑑賞できました。
あまたの浮世絵師の中でも、鈴木春信がいちばん好きです。
縁台に座り、ひと棹の三味線を弾く男女。
女は撥を持って奏で、男は絃を押さえています。
しなだれかかる体と無造作に脱がれた草履。
流れるような着物、同じ方向に向けられた目線など、どきっとするくらいの色気です。
あと、ベタですけど、歌麿もお気に入り。
描かれる女の白いなめらかなうなじと、そこにかかるほつれ毛、
大きく開いた胸元からのぞくふくよかな乳房、
女性の持つ豊かな母性と妖しい魔性。
心に焼きつけられる作品の数々です。
北斎の富嶽三十六景、広重の東海道五十三次もおなじみ。
もちろん写楽も。
驚くのは、どれもこれも色鮮やか、見事な保管状態であることです。
いかに価値が高く、大切にされてきたかがわかります。
浮世絵大好き。
優美で繊細で、なのにダイナミック。
あふれんばかりの生きた力を感じます。
今さらながら、江戸時代は人々がエネルギッシュだった時代なのだなあと思います。
もっと学生時代に勉強しておけばよかったな。
日本史専攻のくせに、くずし字が読めません。
(卒論で使った史料は幸いにも? すべて楷書だった)
《古文書学》という授業でいちおうくずし字を教わったのですが、
先生は学生たち(すでに3回生)のあまりの不勉強ぶりに呆れかえっていました。
どうやってあの単位を取ったのだろう・・・。
もしちゃんと勉強していれば、浮世絵に書かれた文章も読めたのになあ、と思います。
この浮世絵展、セコイことに前期・後期で展示作品が変わります。
また行かねば。
京都文化博物館で行われる《源氏物語千年紀展》も楽しみ。
十二単の着装体験もできるんですねー。ちょっといいかも・・・。