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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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《"ロックロックこんにちは! Ver.11PM(Positive Men)" at Zepp Osaka》

 

行ってきましたよー!

しかし私は痛恨のミスを犯してしまいました。

会社を早退したのですが、減らされるお給料を少しでも少なくしたくて、

「まー30分もあれば着くだろー」という甘い見通しで、ギリギリまで仕事したのですが、

到着したのはなんと開場15分過ぎ。

すでに入場中の整理番号は我々の数を400以上超えていました。

いい番号だったのに!! 大ショック!!

ああ~ケチるんじゃなかったああ~私のバカバカorz

でも思ったよりは近かったです。

 

登場は、案の定知名度順でした。

つまり、キャプテンストライダムがトップバッター。

ファン層は、開演前に舞台でPVが流された時の歓声でわかっていました。

つまり、キャプストにとってはアウェー・・・。

でも、がんばってましたよ、3人とも。

まずは『キミトベ』。

「ふ~ん」という感じの周囲をよそに、跳ね踊る28歳。

続いて『LONE STAR』、『ケムリマン』。泣ける!

そのあと新曲、そしてラストは『マウンテン・ア・ゴーゴー』(元祖)。

永友さんは、サビのところでお客にマイクを向け、一緒に歌おうとアピール。

「歌わないとスピッツは出てきませんよー!」

さすがです。

 

次はフジファブリック。

手すりにもたれて体力の補給タイムに入る28歳。

生で聴くのは2度目なのですが、すみません。良さがわかりませんでした。

 

ここで客席に変化が。テンションが一挙に上がります。

オレンジレンジの登場です。

『上海ハニー』『ロコローション』『花』くらいしか知りません。

でもその中で歌ったのは2番目だけでした。

イントロが始まるなり、それまでのバンドでは静かだった周囲が、

突然奇声を発してタオルを振り回し始める。

いきなり置いてけぼりにされる28歳。

でもやっぱり、人気には理由があるんです。

サビしか知らなくても、ノッてしまいます。見事です。

とかいいつつ、2Fのスタッフ席で鑑賞している永友さんを発見。

 

さすがに2時間以上立ちんぼはつらい。

でも、この瞬間のためです。

トリはもちろんスピッツ。

なんと『君はジェット』から入りました。

『スパイダー』『胸に咲いた黄色い花』と続く。レンジファンは大丈夫か?

最近のシングル『ルキンフォー』『群青』。初生歌に、もう感動。

なんと『うめぼし』が。ライブでやるのは10年以上ぶりらしいです。

今年は結成20周年なので、ひさしぶりにやってみようという話になったらしい。

「ここから盛り上げていきます!」と、『8823』『スピカ』『ヒバリのこころ』。

その時私は田村さんの笑顔に釘付け。

アンコールは、『スターゲイザー』。『俺のすべて』でしめくくり、夏が終わりました。

 

それにしても、マサムネさんのMCのつたなさには毎回のことながら驚いてしまいます。

「来年は12回目だから、十二単を着てやります」。

目の前にいたレンジファンがすかさず「さむっ!」とつぶやいていました。

さらに、20歳以下の客を相手に、テツヤさんが「うめるねー」と言った時、

「うめる? なにが? うめるの?」と突っ込み、

1曲終わったあとで、「わかった。俺たちが産んでもおかしくないって歳だってことだね。

若くて腹が立つから地面に埋めるのかと思った」とわざわざ解説しておりました。

あくまで我が道を行くボーカル・草野マサムネ・・・。

 

真夏の夜の夢はあっという間。

この夏いちばんの良い思い出になりました。

 

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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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