9/16~18 vsH ●○○
西の涙に始まった首位攻防戦。先手を取られると弱いオリックス、「ここまでか…」との落胆を打ち砕いたのはエースの好投でした。攝津とのエース対決、先制したあとすぐにデホの2ランで追いつかれる展開。打球の行方を追ってバックスクリーンを振り返る金子の表情に、すさまじい怒りを見ました。今までにない表情でした。それはきっと己の不甲斐なさへの怒り。忘れもしない2011年の最終戦、勝つか引き分けでCS決定という運命の一戦で打ち崩されて敗戦投手となり、その経験があったから今は精神をコントロールできているとも言います。その回以降は完全投球。9回リズムを崩したのか打ち込まれてしまいましたが、思いどおりにいかない己の投球に、やはり怒りながらの降板でした。正直、ここは点差もあることだし、平野のお試し登板でいいんでないの? とも思いましたが、後を託されたのは佐藤。さすがの投球で後続を抑え、勝利したことで、みごと2008年以来のCS権獲得。もちろん、目指すところはそこではありません。翌日は松葉を勝ち投手の権利を前にして降板させ、執念の継投で連勝。その差を2.5に縮めました。まだまだ高い壁とはいえ、まだまだ優勝への望みは捨てません。それいけ気迫だバファローズ!
9/19~21 vsM ●●○
というところで、近藤を先発させざるをえない薄い層の悲しさ。
たらればは言ってもしゃーないですがね、ええ。前回勝ちがついていれば、とかね。考えるわけですよ。まあこちらは「二軍でもさして良いわけでもない近藤だしな。吉田との二択だしな。こんなもんだよな」で、自分を納得させられます。
が、平野だけはね。しゃーないとはね、ちょっとね。
9月だけで3敗、4試合連続失点、3敗すべてがサヨナラ負けでうち2敗が逆転負け。次頑張れよとは言えない時期です。合間にセーブのついた試合でも2点差をホームランで1点差にしてしまう、ファンの顔色を失わせ背筋を凍結させながらの勝利。1点差では信用できないな…と思っていた矢先のコレです。
もちろん球団のセーブ記録を打ち立てた平野なくして、今の地位はありえません。
しかし平野の黒星がひっくり返っていれば、今首位に立っていることができたのです。
もちろん点差を広げられない打線にも責任はありますが、実質FA宣言しておいて、そりゃないよと泣きたくもなります。
この試合中、さんざん笑わせてくれた
安達のリアクションだけが救いでした。
で、なぜソフトバンクも負けているんだろうと不思議でしゃーないのですが、こちらが勝つと向こうも勝つのがこれまた不思議でしゃーないのです。
(結果)74勝57敗2分(首位と2.5G差) 今 こ そ 耐 え て 反 発 す る 力 !
森脇監督がよく口にするこのわかるようでわからないキーワード。しかし今こそその力が必要とされています。満身創痍の土俵際、優勝は蜘蛛の糸。それでも可能性のある限り、あきらめない。残り少ない戦いを、どうか悔いなく、走りきってほしいと思います。
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