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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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作者の生誕80周年を記念して開催されたこの企画展。
夏休みは人が多かろう…と9月まで我慢していたのですが。

連休とあり、なんと45分待ち。

到着するまで、人の多さに辟易してすでに疲労しきっていた我々。

「ムリ!」

で、時間をつぶすこと3時間。

18時を過ぎると、さすがに空いていました。

入口。わくわく。



最初の展示は、今流行のプロジェクションマッピング。

風が吹いて原稿が舞ったり、今にも飛び出しそうな恐竜だったり、作品の世界観に引き込まれます。

その次はズラリと並んだ原画の数々。『21エモン』の初回は、そうそう、こうしてモンガーが来たのだった。

昔のパーマンのアニメも放送されていました。声が…。

高校生の時に作ったという同人誌『少太陽』の内容の濃さとクオリティの高さには驚き。類まれな才能が着々と育ちつつあった過程を感じることができます。

SF短編集はすべての扉絵が壁に描かれていましたが、さすがのマニアなツレも読んでいないものがあったそうな。

「つなぐ未来へ」と題されたコーナーには、各界の著名人たちが送った色紙が一面に。あの漫画家やあの作家も! みんな藤子不二雄を読んで大きくなったのです。

先生とキャラクターが握手しているブロンズ像。ドラえもんの踏み台にゴンスケが…。なぜ…。

さて、今回の目玉といえば「なりきりキャラひろば」。
のび太の机のひきだしから顔を出したり、おばあちゃんのひざに泣き崩れたり、パーマンのヘルメットをかぶって荷物を持ち上げたりして写真を撮ることができます。…わくわく。
…が、「ダメ!」とひきずられてしまいました…。

最後はもちろんおみやげ屋さん。
記念館に行った時、買わなくて後悔したものがあったのです。それはジャイアンシチュー皿。
しかし売り切れていたのか? 元からなかったのか? ジャイアン丼しかありませんでした。
仕方なくシャーペン一本だけ買って帰りました。

ちなみにツレは家に帰ってからアマゾンで『ウメ星デンカ』を買っていました。


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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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