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相変わらず今年もさや氏はオリックスを応援してるようです。
「後藤、坂口はポップばっかり!」
「後藤、T(岡田)はボール球ばかり振る!」
「オリックスは空振りばっかりや!」
などと毎日言っています。たぶん女性特有のイメージで語っていると思いますので、冷静な理論派の男性の僕はデータから語りたいと思います。
まず、「オリックスの選手はボール球ばかり振る」ということですが、去年のパリーグの規定打席1/2以上の打者61人で空振り率が高い選手と低い選手を挙げていくと(今年いてない選手は除く)
<高い>
ルイーズ(楽天)21.68
松田宣浩(ソフトバンク)18.04
中村剛也(西武)17.73
田上秀則(ソフトバンク)15.83
細川亨(ソフトバンク)14.95
オーティズ(ソフトバンク)14.85
高山久(西武)14.30
陽岱鋼(日本ハム)13.65
中田翔(日本ハム)13.48
上本達之(西武)12.92
<低い>
田中賢介(日本ハム)3.12
高須洋介(楽天)3.67
草野大輔(楽天)4.19
内村賢介(楽天)4.27
栗山巧(西武)4.81
片岡易之(西武)4.89
坂口智隆(オリックス)5.30
本多雄一(ソフトバンク)5.55
日高剛(オリックス)5.82
嶋基宏(楽天)5.88
むしろ空振りの多いのはソフトバンクですね。T-岡田が12.79でワースト11位でギリギリランクインだったというのはあるにしろ、ワースト10に一人も入っておらず、ベスト10に2人入っていますからね。やはり僕がいつも言っているように、一番悪いのは打撃技術の高い日高を干し上げるどんでんでしょう。空振り率の低い人は当然当てていくタイプが多いので長打力がない選手が多いですが、日高はこのベスト10の顔ぶれの中では屈指のパンチ力の持ち主ですからね。ちなみにスンヨプは11.79、後藤は9.89で、イメージよりはマシです。僕から見てもスンヨプはもっと空振りしてそうなイメージですが、まあこれもイメージで、本当はそんなに空振りしていないのでしょう(それとも去年より力が落ちているか…)。
次にボールゾーンスイング率です。全体のスイングを100%と考え、そのうち何%の割合でボール球を振っているかです。
<高い>
松田宣浩(ソフトバンク)37.22
今江敏晃(ロッテ)36.79
ルイーズ(楽天)36.64
鶴岡慎也(日本ハム)34.16
後藤光尊(オリックス)33.25
オーティズ(ソフトバンク)31.58
中田翔(日本ハム)30.29
山崎勝己(ソフトバンク)29.56
カブレラ(ソフトバンク)28.73
陽岱鋼(日本ハム)28.45
<低い>
田中賢介(日本ハム)13.73
栗山巧(西武)13.97
高須洋介(楽天)15.68
井口資仁(ロッテ)16.89
石井義人(西武)17.19
内村賢介(楽天)17.37
糸井嘉男(日本ハム)18.44
長谷川勇也(ソフトバンク)18.90
坂口智隆(オリックス)19.38
草野大輔(楽天)19.48
ワースト5位にオリックスの3番打者が入っていて、T-岡田も27.80となかなかの数値ですので、これはなかなかさや氏のイメージ通りです。ただ、今江やカブレラなど悪球打ちの名人として有名な選手(この2人は去年打率.330以上)もいますので、ボール球を振る=ダメとはいちがいには言えませんが、後藤の場合はボール球でも何でもとにかく振って当てて凡打というパターンなのかもしれません。ちなみにスンヨプは22.58と去年は実に普通の数値でした。選球眼が急激に衰えるとは思えませんので、もしかするとパリーグの方がいい変化球を投げる投手が多いまたはねちこい攻め方をしてくる捕手が多いのかもしれません。
ちなみに内野フライ率というマニアックなデータもきちんとあります。ゴロ、ライナー、フライなど打球すべてのうち内野フライになった率です。三振は計算に入れません。これはめんどくさいので高い人だけ挙げます。
中村剛也(西武)29.7
鉄平(楽天)25.5
鶴岡慎也(日本ハム)24.5
山崎武司(楽天)24.0
大松尚逸(ロッテ) 23.8
ブラウン(西武)23.8
細川亨(ソフトバンク)23.6
日高剛(オリックス)23.3
片岡易之(西武)23.2
中田翔(日本ハム)23.2
赤田将吾(オリックス)23.2
オリックスの選手はちょいちょい入っていますが、後藤は12.8と決して高くはありません。坂口も15.8ですから、ランクインしてる西武の1番打者に比べればずっとマシです。2位の鉄平がポップフライばかり打ち上げているイメージはまったくないので、やはりここらへんはイメージと現実は違うということでしょう。