忍者ブログ
おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『県庁の星』

知人に県庁さんがいますが、この映画を観て、

「県庁が全部あんなものと思われたらどうしよう」と心配していました。

あんな、の意味は、

①典型的官僚主義

②県庁名入りのコーヒーカップ&エスプレッソマシン&優雅な休憩室

③みんな上着着て仕事

④織田裕二のような男前

あたりだと思いますが、

TSUTAYAのレビューを観るに、みんな本気にはしていなかったので、

県庁さんもひと安心、といったところでしょう。

フィクションと割り切って観るには、独創性があって大変おもしろい映画でした。

ただ最後は、このままオチたら駄作だな、と感じていたので、簡単にオチなくてよかった。

織田裕二は、あいかわらず達者でカッコいい。

柴咲コウは、いつもこんな役ばかりで、かわいそうですね。

愛らしい役もできると思うのですが。

県庁の中身は虚構だとわかっても、

知人にスーパー関係はいないので、あの内情は本当なのか気になるところです。

不二家どころじゃないよな。

評価:★★★★☆

 

『アメリ』

話題になった、クリームブリュレの焦げたところをスプーンでつぶすやつ。

わかります、私もよくやります。

なにげに気持ちいいです、あれ。

ちょっとオシャレな雰囲気のただよう映画です。

「愛されOL着回し一週間」なんて特集をやってる、ファッション雑誌の読者が好みそうな。

アメリの部屋のインテリア、アメリの勤めるカフェ、街並み、出会う人、猫、会話、

パリにひとり暮らししたら、こんな生活を送りたいわ~と夢想する、そのままの映像。

アメリのキャラが、いいです。

美人ではないけど、不美人ではないし、

ちょっと変わってるけど、社会不適合者ではないし、

恋愛は得意ではないけど、消極的ではないし。

アメリに自己投影しながら観ていたものの、

自分の中の女の子の部分に重なっているようで、でも実際はただの願望に過ぎず、

結局はクリームブリュレにスプーンを突き立てるくらいしかできない日常です。

アメリにはなれないことを知っています。

だから本当は共感ではなくあこがれなのです。

評価:★★★★(4.5)

PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
ブログ内検索
バーコード
ATOM  
ATOM 
RSS  
RSS 
Copyright ©   風花の庭   All Rights Reserved
Design by MMIT  Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]