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『県庁の星』
知人に県庁さんがいますが、この映画を観て、
「県庁が全部あんなものと思われたらどうしよう」と心配していました。
あんな、の意味は、
①典型的官僚主義
②県庁名入りのコーヒーカップ&エスプレッソマシン&優雅な休憩室
③みんな上着着て仕事
④織田裕二のような男前
あたりだと思いますが、
TSUTAYAのレビューを観るに、みんな本気にはしていなかったので、
県庁さんもひと安心、といったところでしょう。
フィクションと割り切って観るには、独創性があって大変おもしろい映画でした。
ただ最後は、このままオチたら駄作だな、と感じていたので、簡単にオチなくてよかった。
織田裕二は、あいかわらず達者でカッコいい。
柴咲コウは、いつもこんな役ばかりで、かわいそうですね。
愛らしい役もできると思うのですが。
県庁の中身は虚構だとわかっても、
知人にスーパー関係はいないので、あの内情は本当なのか気になるところです。
不二家どころじゃないよな。
評価:★★★★☆
『アメリ』
話題になった、クリームブリュレの焦げたところをスプーンでつぶすやつ。
わかります、私もよくやります。
なにげに気持ちいいです、あれ。
ちょっとオシャレな雰囲気のただよう映画です。
「愛されOL着回し一週間」なんて特集をやってる、ファッション雑誌の読者が好みそうな。
アメリの部屋のインテリア、アメリの勤めるカフェ、街並み、出会う人、猫、会話、
パリにひとり暮らししたら、こんな生活を送りたいわ~と夢想する、そのままの映像。
アメリのキャラが、いいです。
美人ではないけど、不美人ではないし、
ちょっと変わってるけど、社会不適合者ではないし、
恋愛は得意ではないけど、消極的ではないし。
アメリに自己投影しながら観ていたものの、
自分の中の女の子の部分に重なっているようで、でも実際はただの願望に過ぎず、
結局はクリームブリュレにスプーンを突き立てるくらいしかできない日常です。
アメリにはなれないことを知っています。
だから本当は共感ではなくあこがれなのです。
評価:★★★★★(4.5)