忍者ブログ
おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『花より男子2(リターンズ)』

原作の連載が始まった当初、私は中学生で、

友達に借りて読んでいました。

長ーい連載中、主人公・牧野つくしは時代の流れに従って、

ルーズソックスをはいたり、携帯電話を持ったり、

だけどストーリーは動かず、くっついたり離れたり、ダラダラダラダラ。

いつまで女子高生やってんねん! とつっこみつつ、

しまいに友達も見放したので、私も読まなくなりました。

(数年前、ようやく完結したというので、漫画喫茶で全巻読破しましたが)

ドラマを観たのは、興味本位でした。

結論から言うと、ドラマのほうがおもしろいです。

漫画ではイラつくだけだったつくしと道明寺の恋も、

ドラマでは、切なさが伝わってきて、ヒリヒリしんみり。

原作では大柄な道明寺を、細身の松本潤が演じられるのかなあと思っていたけれど、

意外にハマっていました。

むしろ、こちらのほうがいい。

1話目で、つくしに殴られた時の表情なんて、胸キュンです(←古っ!!)。

視聴率も高いようですが、

ハマっているのは現役女子高生よりも、

『花より男子』をタイムリーで読んでいた、我々世代なのではないかなあ。

本当にありえない設定なんだけれど、

少女マンガでときめく乙女ゴコロは、やっぱり永遠に胸の中に棲み続けているのです。

 

『華麗なる一族』

山崎豊子の原作は、読んだことはありません。

ドラマが始まって、読もうかどうしようか、悩んでいます。

原作を知る人にとっては、このドラマは軽い作りのようですね。

確かに、万俵家にある肖像画の安っぽさとか、

将軍(池の鯉)のオモチャぶりなんて、笑えるくらいなんだけど。

今までにない役柄のキムタクは、がんばっていると思います。

ただ、ほかのキャストも含め、

もう少し演技力のある役者をそろえてほしかったなあ・・・。

セットにお金をかけすぎたか?

 

『風林火山』

これまた原作を読んだことがなく、

山本勘助の名前すら知らなかった私です。

ずーっと昔の『武田信玄』は、半分眠りつつ観ていましたが、

武田家については詳しくありません。

戦国の世、無敵の騎馬隊を従えたけれど、

川中島でゴチャゴチャやっているうちに天命尽きて、

結局天下を取り逃がした、というイメージ・・・。

織田や豊臣に較べれば、どうも派手さがない印象です。

おまけに、キャストも地味。

演技力のない役者も嫌だけど、内野聖陽で視聴率取れるのかなあ・・・と思っていました。

だけど、これがいい。

演技が上手なのは知っていましたが、

山本勘助という表舞台に立たない人物を演じるには、

華々しいアイドルよりも、重厚な演技をしてくれる人のほうがいいようです。

どんなダーティーヒーローになるか、1年間、楽しみです。

導入部は原作にはないオリジナルだそうで、

勘助の恋人となった娘・ミツも脚本家の創作のようですが、

これを演じた貫地谷しほりも、初々しくてよかったです。

貫地谷しほりは『花より男子』でも重要な役を演じていますが、

なかなか見どころのある女優さんだなあ、と思いました。

ミツ、死んじゃって残念。

次は、NHKの挑戦? 由布姫を演じる無名の新人・柴本幸に期待したいですね。

PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
マルミスト   *HOME*   今年こそ
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
ブログ内検索
バーコード
ATOM  
ATOM 
RSS  
RSS 
Copyright ©   風花の庭   All Rights Reserved
Design by MMIT  Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]