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日曜日の朝、ホテルをチェックアウトしたあとは、すぐそばの平和記念公園に寄ってみました。
うってかわってのお天気、川沿いの桜の下にはすでにレジャーシートが何枚も。
まだちょっと肌寒いですが、陽が高くなる頃には気持よさそうですね。
平和大橋を渡り公園内へ。
『夕凪の街 桜の国』(原作)で、旭が京花にプロポーズした場所ですね。
桜並木をぐるっと歩いて帰ろうと思っていたのですが、
ちょうど開館したばかりの原爆資料館を素通りはできませんでした。
ちょっと勇気がいるので、入るつもりはなかったのですが、
開館時から多くの人がチケットを求めているのを見ると、逃げてはいけないと思いました。
「怖い~」と皆で陳列棚から逃げていたら、先生にものすごく怒られたのは小6の時。
でも、大人になった今は、目をそらしてはいけない。
これらを寄贈してくださった方々の勇気を、原爆を知らない私たちは推し量るべきである。
考えていかなくてはいけない。絶対に。
風化させてはいけない。絶対に。
「広島のある日本のあるこの世界を愛している」から。
皆実の勇気を受け止めた原爆ドーム。
あまりにも美しい青空に、少し泣きそうになりました。
平和学習は近年、避けられる傾向にあるようです。
資料館の陳列も、小学生の時よりソフトになっているような気がします。
私の母校の修学旅行先は、今でも広島なのでしょうか。
日本を訪れる外国人観光客がいちばん多いのは、東京でも京都でもなく、この広島です。
出口にある感想ノートにも、日本語より外国語の方が目立ちます。
こんな今だからこそ、歴史の一事実としてでなく、未来を学ぶために、このヒロシマを知らなければいけない。
世界の前に、まず日本が、です。
そんな思いで広島の街を歩いているさなか、
北朝鮮がミサイルを発射していました。
ただ平和を願うだけの身は、偽善者にすぎないのかもしれないけれど。
ヒロシマと、ヒロシマに捧げられる祈りと、ヒロシマに眠る多くの命は、
永遠に踏みにじられぬものであってほしい。