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昨日は、動物霊園にマイの納骨に行ってきました。
ミーコの時と同じように、仏様だけ頂いて、あとは共同墓地に埋めました。
1本だけ残った小さな犬歯を目にした時、また涙が出てきました。
ふたりの形見をもらってきました。
ミーコはブラッシングが大好きでした。
それはいつも私の役目で、ブラシを振ってミーコを呼ぶと、
飛んで来て横たわり、ゴロゴロ喉を鳴らすのです。
毎回、両手に山盛り取れました。そりゃあ、部屋も汚れるはずだ。
でも晩年は、皮膚のカスらしきものがぽろぽろ取れて、
気持ち良さそうにしているけれど、なんだかかわいそうでした。
もっと肌にいい櫛を買ってあげればよかった。
マイは表面積が小さいせいか、ブラシをしてもあまり効果がなく、
本人も嫌がるので、ほとんどしませんでした。
かわりに爪を切ってあげていました。
巨体のミーコは三人がかりでも暴れると手のつけようがないのですが、
その点マイは楽ちんです。
ところがどういうつもりなのか母が爪切りに鈴をつけたので、
敏感なマイは鈴の音がするだけで、飛び上がって逃げてしまいます。
それでも単純ですから呼べばまた走ってきます。
切られている間ずっと悲痛な声をあげ続けるので、かわいそうになるのか、
終わってからはいつも母に抱っこされてかわいがられていました。得な性格です。
晩年はやっぱり爪が乾燥してぼろぼろになっていました。
猫のいない家に慣れません。
外から帰った時は、猫が飛び出さないようにドアを細く開けて確認する癖がついているし、
トイレのない玄関はだだっぴろく、
靴を出しっぱなしにしていると落ち着かない。
どこもかしこも、猫のにおいがします。
思い出だけはまだ至るところに転がっているのに、
ふたりの姿だけがありません。
20年という月日の長さ、その尊さを、あらためて感じます。