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おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行)
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『銀二貫』
義理と人情。勧善懲悪だけでない、じんと心をあたたかくする時代劇の魅力はそこにあります。
仇討ちによって父を失い、武士としての生活を捨てざるを得なかった鶴之輔。松吉と名を改めた彼は、銀二貫とひきかえに彼の命を救った和助のもとで丁稚としての第二の人生を生きる。
武士としての誇りを捨てきれない松吉。厳しい丁稚修行と人生の葛藤に思い悩み出歩いた月の夜、屈託ない真帆の笑顔に癒される姿にも、涙がこみ上げました。芦田愛菜をひさしぶりに見ましたが、やっぱりかわいいなあ。
成長した真帆を演じるのはリーダー、じゃなかった松岡茉優。松吉の父を斬った風間俊介が、あのシーンだけで終わるわけもないでしょう。松吉を取り巻く運命はどのように転変していくのか、原作を読まずに楽しみとします。

『極悪がんぼ』
原作はもうずいぶん前に終了していますが、主人公・神崎守が女性の神崎薫に変わると聞いてなんだか嫌な予感がしていました。確かに原作は主人公の恋バナをのぞけば女性っ気のかけらもありませんが(それも悲惨な結末だし)、これは事件屋という職業の特異性からして仕方ないことですし、そもそもあらゆる点で「ギリギリ」なこの原作を月9で放送しようというのが土台無理な話なのです。
なので、コメディーチックな金髪三浦友和やガラッパチオノマチらのドタバタを、一種のファンタジーとして楽しむことにします。
改変されたのは主人公の性別だけでなく、所長の名字含む素性もでした。確かにあの設定は使用できんでしょうな…。しかし小林薫が雰囲気や表情を秦所長に似せていたのには笑えました。
金子や夏目も、原作キャラの持つ闇社会や裏稼業の陰は排除され、ちょっとコミカルに傾いています。冬月は完全に『鴨、京都へ行く』の衣川と被っていますね。まあ、椎名桔平だから許す。
随所に登場した東風隆弘の漫画は描き下ろしでしょうか。毎週の見どころとなりそうです。


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ヤスオーと古都の片隅で暮らしています。プロ野球と連ドラ視聴の日々さまざま。
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